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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 いよいよ第2部連載開始!
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羞恥の教室 第2部
第六章 開花する羞恥のつぼみ 【4】


著者=
小林電人

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第1部の登場人物とあらすじはこちら>>

第六章 開花する羞恥のつぼみ

IV 沙織 2


「本日、公開しおきが行なわれることになりました。全校生徒は12時30分までに講堂へお集まり下さい。しおきを受ける生徒は1年S組の二之宮沙織です」

校内放送が沙織の公開しおきを告知した。校内は色めき立った。滅多に行なわれることのない公開しおきというだけでも生徒の興奮は高まる。しかもそれにかけられるのが、一年生の中でも特に成績優秀であり、美貌でも評判の二之宮沙織だというのだ。

「S組の二之宮が公開しおき? マジかよ。あいつ今までだって一度もおしおき受けたことないだろ。一体何をやらかしたんだ?」
「すげえな。二之宮沙織のおしおきなんて、そう見られるもんじゃないぜ。うわぁ、昼まで待てないよ」
「裸にされるよな、絶対」
「もちろん。女生徒のおしおきは、裸にして死ぬほど恥ずかしい目に合わせるって決まってるからな。二之宮沙織の裸が見られるなんて考えもしなかったぜ」
「マンコぱっくりだろ」
「そりゃ、そうだよ。ケツの穴まで丸出しにさせられるぜ。ひひひ」

学園中の男子生徒は興奮を抑えられずに、沙織のおしおきへの期待を熱く語り合った。高嶺の花というイメージのある沙織が、全校生徒の前で羞恥の限りを尽くされる。想像するだけで少年たちは勃起してしまう。

一方、沙織の取り巻きの女生徒たちは、なんとか公開しおきを阻止できないかと相談していた。特に沙織と共に女王様トリオなどと呼ばれていた麗子や彩佳は、半べそをかいている。

「今からS組の女生徒全員で謝ったら、許してもらえないかしら」
「ダメよ、そんなことで許してくれる先生たちじゃないわ。それに、もうアナウンスまでされちゃったのよ」
「どうしよう。あんなにプライドの高い沙織が、公開おしおきなんかされたら、おかしくなっちゃうかもしれないよ」

麗子は教室の隅で小さく肩をすくめているしのぶを見つけると、怒鳴った。

「何よ、高橋さん。いい気味だと思ってるんじゃない?」
「そ、そんなこと考えてませんっ。沙織さん、可哀想だって思ってました。だって......私だって、公開しおきなんて......」
「よしなよ、麗子。高橋さんに八つ当たりしてもしょうがないでしょ。それよりも、せめて、少しでも刑を軽くしてもらえないか考えてみましょうよ」
「今、沙織はどこにいるの?」

今田の連絡により、教室へやってきた懲罰委員たちが、失神した沙織を連行していったのだ。意識もなくズルズルと廊下を引きずられていく沙織に、女王と呼ばれた威厳は、もうどこにもなかった。

「講堂の準備室じゃないかな」
「行ってみようよ、彩佳。じっとしてられないもん」

そう言って、麗子と彩佳は教室を飛び出していった。休み時間は、あと5分。それまでに教室に戻っていなければ、麗子たちもおしおきを受けることになる。

講堂の裏側に回ると、準備室の窓がある。麗子と彩佳は近くに置いてあった木箱を台にして、窓から覗き込んだ。

「あっ、沙織っ」

準備室の中には、椅子に上半身を縛り付けられている沙織がいた。麗子の声に気づいて窓を見た。

「麗子......、彩佳......」

親友の姿を見つけた沙織は、一瞬泣きそうな顔になったが、それを堪えるようにして、笑顔を作って見せた。

「私は大丈夫よ。さっきは取り乱しちゃったけど、もう平気。おしおきなんかに負けないわ。私は女王様だもん」
「沙織......」

親友の健気な強がりが、二人の心に突き刺さる。

「ねぇ、もう一度、今田先生に謝ってみようよ。私たちも一緒に謝る。土下座とかして、心から謝ったら、もしかしたら公開しおきよりも、少しは軽い刑になるかも」

半泣きになりながら、そんな提案をする麗子に、沙織は頭を振った。

「無理よ。一度決まったことが覆るような学園じゃないこと、あなただってわかってるでしょ? それより、もう休み時間終わっちゃうわよ。あなたたち、早く戻らないと大変なことになるわ。私は大丈夫だから、教室に帰って......」
「沙織......」

沙織は精一杯の笑顔を麗子たちに見せた。



昼休み、男子生徒たちは猛スピードで給食をかき込むと、我先にと講堂へと向かった。公開しおきは12時30分からではあるが、少しでもいい席を取りたいのだ。おしおきの様子は、講堂内の巨大スクリーンにも映し出されるのだが、やはり肉眼で見たいというのが人情だ。それにはステージの真下を陣取らないといけない。

S組の石田はクラスで最初に給食を食べ終えて講堂へ向かったが、既にステージ下は大勢の男子生徒に占拠されていた。

「うわ、遅かったか」

しかし、沙織の恥ずかしい姿は何としても前で見たかった。石田は本来、頭は悪くない方なのだが、おっちょこちょいの性格のためケアレスミスが多く、今ひとつ成績が伸び悩んでいる。その事を、よく沙織にバカにされていた。そして沙織は石田のことをサルなどと屈辱的なあだ名で呼ぶこともあった。確かに石田は猿に似た顔つきをしていたため、そのあだ名は定着してしまいそうなのだ。

そんな憎い相手ではあるが、その反面、沙織の凛とした美貌には、正直言ってときめくこともあった。沙織の裸身を思い浮かべながら自慰に耽ったことも一回や二回ではない。

そんな沙織の公開しおきなのだ。見逃すわけにはいかない。前の方を占拠しているのは二年生や三年生の先輩ばかりだったが、石田は物怖じせずに、その中に強引に割り込んでいった。



そして......、12時30分になると、全校生徒が講堂へと集まっていた。公開しおきの鑑賞は全員参加だ。これを拒否すれば、それもまた処罰の対象になってしまう。麗子も彩佳も、親友の辛い姿は見たくなくても、会場に来ないわけにはいかなかった。せめて後ろの方で、顔を伏せていようと思った。講堂の後方は、そんな所在なさげな女生徒ばかりだったが、ステージ下から前方にかけては殺気だった男子生徒が押し合いへし合いしていた。誰もが噂の美少女のあられもない姿を一瞬でも見逃すまいと思っているのだ。

緋色の緞帳が下りたステージの端に1年S組担任の今田がマイクを持って現れた。

「それでは全校生徒の皆さん。これより公開しおきを始めます。この公開しおきは、学園の規律に反して重罪を犯した者に対して行なわれるものです。このようなことが二度と行なわれることがないように戒めるための、いわば教師からの愛の鞭です。これも全て、生徒の皆さんが当学園に相応しい成長をしていただくためなのです。その辺をしっかりと理解してください」

この学園におけるおしおきが、愛の鞭などという生やさしいものではないことは、生徒の誰もが知っている。生徒に絶対的な恐怖を植え付けるため、そして教師たちのサディスティックな欲望を満たすためにおしおきは行なわれるのだ。しかし、そう思っても生徒たちは絶対に不満を漏らすことはない。学園の体制を批判することは、最も重い罪のひとつなのだから。

そして、教師を侮辱することもまた学園における重罪のひとつだった。

「今回しおきを受けるのは、1年S組の二之宮沙織です。この生徒は、担任である私に対して教育能力を疑うという最大の侮辱をしました。これは学園を批判することと同じです。よって、公開しおきを執行することとなりました」

カーテンがゆっくりと上がり始めた。場内の興奮が一気に高まり、そして歓声があがる。

ステージの中央には、沙織が立っていた。沙織は後ろ手に縛られ、その縄尻を隣に立っている学園長秘書の市川が握っていた。

そして、沙織は全裸だった。大きいというほどではないが形よく膨らんだ乳房。ウエストは見事なくびれを描き、腰から太腿にかけては引き締まりつつも女性らしい優美なラインを描いている。下腹部の茂みは、濃くもなく、薄くもない生えっぷり。よく手入れしているのか、綺麗なデルタ形となっていた。

両腕を背中で縛られているため、胸も下腹部も全く隠すことは出来ない。全校生徒に生まれたままの姿を晒すという想像を絶するような恥辱に、沙織は固く目をつぶり歯を食いしばって耐えていた。しかし、いくら目を閉じても、全校生徒からの降り注ぐような熱い視線は容赦なく突き刺さってくる。白い肌には細かい汗が浮かび、あまりの恥ずかしさに赤みを帯びている。これまでの人生で味わったことのない強烈な恥辱に、気が遠くなってしまいそうだ。

「あ、あれが二之宮のヌードか......」

ポカンと口を開けて石田が呟く。しのぶなど、数名のクラスメートのおしおきは何度も見ているのだが、特別な思いのある沙織の裸身となると、その衝撃も格別だった。

「綺麗だ......」

思わずつぶやく。どこか幼さを残したしのぶの体と比べると、ずっと成熟した印象があるのだ。

「1年S組二之宮沙織。お前へのおしおきは、剃毛と連続絶頂20回だ」

マイクを持ったまま沙織に近づいた今田が、刑の内容を宣告する。沙織は一瞬、今田が言っている意味がわからなかった。

「て、ていもうって?」

「お前のそのいやらしい毛を剃りあげて、ツルツルにしてやることだよ」

「そ、そんな......」

観客がワーッと歓声を上げる。この美しい少女が、これから目の前で陰毛を剃り上げられ、幼女のような姿にされてしまうというのだから素晴らしい見せ物だ。

「もちろん、剃りやすいように股はおっぴろげてもらうからな。ツルツルになったマンコは、邪魔するものもなくなって、ようく見えるんだよ。可愛いもんだぞ」

「あ、あ、あ......」

自分の身に行なわれる恐ろしくも恥ずかしい刑の内容を理解した沙織は、唇を震わせた。

「そして、その後は、学園特製の電動マッサージ機によって、お前の敏感な部分をたっぷりとマッサージしてやるよ。二之宮、お前はもうイッた経験はあるのか?」

「そ、そんなこと、あるわけありません!」

「何だ、オナニーはしないのか?」

今田の不躾な質問に沙織は顔を真っ赤にする。

「するわけないでしょう!」

沙織の返事は本当だった。外見上は十分に発育している沙織だったが、実際には性には未成熟だったのだ。実際に自分でその部分を愛撫することには強い抵抗があった。それは、しのぶをはじめとするクラスメートのおしおきを見ることによって、性に対する恐怖心を植え付けられてしまったからかもしれない。

「ふふふ。なんだ、そんな恥ずかしい格好をしていながら、まだ威勢がいいじゃないか。これから、そんなお前がどう変わっていくかが楽しみだな」

今田が合図をすると、ステージの脇から奇妙な形をした台が運び込まれてきた。それは黒い革張りの椅子の四方からパイプが伸びたような形状をしていた。産婦人科の内診台と似ているが、もっと可動部分が多い。学園が誇る特製のしおき台である。

その見るからに恐ろしげな台を目にして、沙織は震え上がった。全校生徒が見ている前であんな台に乗せられてしまったら......。

「ふふふ、さぁ、景気よくおっぴろげてもらおうかな、二之宮。あれだけ偉そうなことを言う女の、大切な部分を全校生徒の前に晒け出させてやるよ」

刑罰委員たちが左右から沙織に近づくとその白い体を抱えあげ、しおき台へと乗せようとした。

「いやっ、やめてっ、いやっ、いやよ〜っ!」

沙織の悲痛な叫びが講堂に響き渡った。


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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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07.12.10更新 | 小説  >  羞恥の教室