短期集中連載・毎週金曜日更新! 「花嫁崩壊」完全ノベライゼーション! 〜母娘陵辱残酷絵巻〜【6】 「花嫁崩壊(大洋図書)」より 脚本=雪村春童
突如現われた暴漢者にあらんかぎりの辱めをうける母親。男達の果てしない鬼畜心はバージンロードを歩くはずだった結婚式前日の娘にも向けられていく。手塩にかけて育てた愛娘が目の前で壊されていく……。著者=芽撫純一郎 鬼畜的凌辱ドラマAVの原作を、俊英のレイプマニアが完全ノベライゼーション! 凌辱小説の新鋭、処女作にて連載開始! |
final 凶行
「おら、早く言わねぇと全身ズタズタになるぞ」
男が一本鞭を振り下ろすたび、茜の身体に赤い筋が刻まれ、見る間にモコモコと盛り上がった。
「こんなもん、男だって十発と耐えられるもんじゃねえ。どうせアンタは俺が攫って嫁にするんだ。早いとこ観念して儀式を受け入れろよ、なぁ!」
そう言って尚も一閃させた鞭が茜の剥き晒された尻を叩く。
ヴァギナに刺さったままの蝋燭の炎が風圧で消えた。
柔らかな肉が弾けて割れ、白い脂肪がほんの少し、露になった。
茜はすでに半失神状態にあり、刺激に対してはわずかな痙攣を見せるばかりとなっていた。
ブラリと垂れた右足が大量の蝋で赤く染まり、吊られた左足は青く変色していた。
ここが昨日までの幸せに満ちたリビングと同じ場所だと、誰に信じられるだろうか。
キッチンカウンター、テーブル、ソファ、カーテン、テレビ……そうした日常のすべてが、普段通りの蛍光灯の明かりに照らされ、凄惨な虐待の現実を逆に生々しく物語っていた。
ギチ……ギチ……
無言のままの茜が、かすかに首を男に振り向け、どこにそんな力が残っていたのか、憎悪に満ちた視線を男に投げた。
涙はすでに乾いている。
男が「ほう」と目を細めて茜に向き直った。
「お嬢さんよう、これ以上頑張って何になるっていうんだ? そのうち、あのババアみたいにどうかなっちまうぜ。そんなにまでして何を守る? 貞操か? だったらもう滅茶苦茶じゃねえか。フィアンセだってアンタのその体見たら尻尾巻いて逃げ出すぜ。写メなんか送るまでもねぇ。俺に屈伏しないからって、アンタが得るものなんか何もねぇはずだろ? ただ傷が増えていくだけだろうが」
「こんなふうによ」と、男がポケットからナイフを取り出し、茜の尻に刃を当てた。
一旦、右手でナイフを持ち直し、左手で茜の尻の肉を掴み上げる。
「いいよ。やっぱり俺には無理やりが似合いだ。アンタが綺麗だからつい妙なこと言っちまったが、どうしても嫌だってんなら勝手にヤラしてもらうぜ」
肉にナイフで切れ目を入れて傷口にペニスを挿入する、それが男の嗜好だった。
息をつめた茜が、目を閉じて、痛みに耐えようと全身を緊張させた時だった。
キッチンカウンターの陰から飛び出してきた何かが男に衝突し、男ともつれ合って倒れた。
「うがぁっ!」
男が苦悶の声を上げ、「てめぇっ」と何者かの上に乗って拳を振り下ろした。
いつの間にか姿を消していた若い男が、顔面を殴られながら、片手に持った包丁で応戦しようもがいていた。
獰猛な顔の男の脇腹が、ぶつかった時に刺されたのか、すでに赤く染まっていた。
「馬鹿が! 血迷いやがって!」
「パパはここまでやれとは言ってない! 僕たちもう、人生終わりじゃないか!!」
二人の腕が激しく交錯し、若い男が「僕がお前たちを殺して自首する。これは正当防衛だ」と、金切り声を上げて包丁を振り上げた。
瞬間、獰猛な顔の男が片手に持っていたナイフを一閃させる。
茜の顔に血しぶきが飛び、視界が遮られた。
「くそったれ……」
空気がわななき、茜が目を開けると、獰猛な顔の男が脇腹を押えながらフラリと立ち上がり、血に濡れたナイフを尚も握りしめたまま歪んだ笑顔を振り向けていた。
「こうなりゃ意地でもヤラせてもらうぜ」
男がそう言って足を踏み出す。
その刹那、ふいに現われたもう一つの影が、弾丸のように男の背後へ飛び込んだ。
男には、自分に何が起きたのか、まったく分からなかったに違いない。
茜が見たのは、血まみれの手に何かを握った、一人の女だった。
女はまず、男の背後から男の剥き出しの股間を思い切り蹴り上げ、悶絶した男の首に飛びついて喉笛に噛みついた。
先に股間への攻撃を受けていた男は、白目を剥いてそのまま膝を折り、ナイフを落として「かあぁっ!」と苦しげに叫んだ。
女はその喉を噛んだまま、男の口に手の中のものを押しこんだ。
女が母の椿だと気がついたのは、男がついに喉笛を噛み千切られ、血の海に倒れ込んでからだった。
「きぇぇぇぇぇっ」
女が天井を仰いで絶叫した。そして鬼の形相を振り戻し、倒れたままの男の陰嚢を、睾丸ごと力任せに引き千切った。
狂気に彩られてはいたが、その声はまさしく母、椿のものだった。
「おおおおおぉぉぉっ」
慟哭する椿が、引き千切った男の陰嚢を床に叩きつけ、近くに落ちていた皿で滅茶苦茶に潰し、さらに蹴り飛ばした。
後で分かったことだが、椿が獰猛な顔の男の口に押し込んだものは、カエル男の陰嚢だった。
椿はまずカエル男の陰嚢を引き千切って奥の部屋を飛び出し、そのまま若い男に刺されて弱っていた獰猛な顔の男の喉笛を噛み切り、さらにまた陰嚢を引き千切って皿で叩き潰したのだった。
いつものリビングに、椿の獣のような吠え声が響く。
茜は全身の疲労と痛みに苛まれてはいたが、倒れて動かなくなった男たちを見下ろし、心のどこかで勝ち誇ったような悦びを感じていた。
母も、自分も、男たちに屈することはなかった。
傷だらけにはなったが、それは闘いの結果の傷だった。
この出来事が、自分たちのこれからの人生にどんな影響を及ぼすのかは、まだ分からない。
しかし、一つだけはっきりと言えることがある。
――何を恥じ入る必要があるだろうか。
茜は、男性経験こそ少なかったが、世間知らずではなかった。
父を失い、母の椿と二人で生きてきたこの8年間は、茜を少女から女に変えていた。
あんな男たちに、自分の何を損なうことができただろう。
私は何一つ失ってなどいない。
倒れた男たちの亡骸は、茜にとってただのゴミだった。
もうすぐ、フィアンセがこの部屋を訪ねてくるだろう。
ドアを開けた彼が何を見るとしても、彼の中で私の魅力が減ることはない。
茜はそう信じ、血の海の中で呆然と座り込む母の椿に頬笑みを向けたまま気絶した。
「ピンポン」
この日二度目の、来客を告げるチャイムが鳴った。
文=芽撫純一郎
『花嫁崩壊』
発売:発売中
出演:持田茜
収録時間:110分
品番:KNSD-01
メーカー:大洋図書
ジャンル:SM・緊縛・凌辱
レーベル:キネマ浪漫
定価:5,040円
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奈津美・哀歌〜セーラー服淫肛羞恥地獄より
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芽撫純一郎 1960年和歌山県生まれ。プロポーラーとして活躍後、セミリタイアして現在は飲食店経営。趣味として、凌辱系エンターテインメントAVの鑑賞と批評、文章作品の創作を行なう。尊敬する人は一休宗純。 |
08.08.08更新 |
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