The ABLIFE November 2013
あぶらいふ読者投稿小説作品
共和国の思想改造所に送り込まれたA国人の「私」は、そこで思想教育を受けながら屈辱の体験を重ね、かつてない自分自身へと生まれ変わっていく――。あるマニア男性読者が想像する、硬質で冷たいサディズムの絶望と黒光りするエロス。
時間が来て「排便」と声をかけてもらうと、
転がり下りて、
便器にうずくまります。
でも、浣腸液の効果が不完全で、
飛び散るように出るのは浣腸液ばかりです。
転がり下りて、
便器にうずくまります。
でも、浣腸液の効果が不完全で、
飛び散るように出るのは浣腸液ばかりです。
【2】就寝前検診
午後の軽作業とは、所長公舎での奉仕作業で、要するに下男です。床磨き、トイレ掃除、靴磨き、洗濯、食器洗い、寝台整理と仕事はいくらでもあります。
所長公舎と言っても住んでいるのは男やもめの所長1人で、昼間は業務で階下にいますので、会うことはありません。
公舎の使役作業の実際は婦長が仕切っていました。本当は婦長は医務室勤務ですので、医務室にいるはずなのですが、所長の命令で、公舎の作業責任者も担当していました。要するに雑役婦としても使われていたのです。
婦長はリと言い、片言ですが、A国語が話せました。医学の知識に必要だったようです。犀のように頑丈な四十女です。
看護婦ですので伝染病には神経質で、初めて使役作業をする日には、私は頭も陰毛も処理されて、頭から白い消毒粉をかけられました。毛ジラミを殺すためです。
私をバリカンで丸坊主にし、股間をていねいに剃刀で剃るのです。衣服は取り上げられて熱湯消毒されました。まだ湯気の立つパンティを返してもらって、ようやく身につけます。
その姿で作業が始まりました。厳しい人で、少しでも作業が遅れると、木の物差しで尻をはたかれます。
5時頃には作業が終わり、特別監房に戻されます。夕食も終わりますと、医務室に連れて行かれて就寝前検診があります。
医療処置ですので、このときはリ婦長が立ち会います。婦長に下穿きを脱がされて、堅い木のベンチに上って検診姿勢をとります。例の四つん這いになって、首を床につけ尻をあげる格好です。
検診では、まず肛門に体温計を突っ込まれて検温されます。次は採尿です。そのまま、ちんこに小さなコップをあてられて、「排尿!」と声をかけられて、小便をするのです。
次に、採便です。肛門にガラスの採便棒を突っ込まれ、直腸の便を調べられます。採便が済むと、排便です。号令でベンチから下りて、ベンチの下に置かれた差し込み便器にうずくまります。そのままずっと息み続けます。
自力で排便できなければ、浣腸と宣言されます。その時には、もう一度木のベンチに上って検診姿勢をとります。太いガラスの浣腸器の嘴管を肛門に挿されます。
液を注入された後は、貴重な薬液の効果を確かにするために、一定時間絶対に排便を許してもらえません。七転八倒の思いで、ベンチの上で悶え苦しむことになります。
時間が来て「排便」と声をかけてもらうと、転がり下りて、便器にうずくまります。でも、浣腸液の効果が不完全で、飛び散るように出るのは浣腸液ばかりです。涙ぐみながら息ばり続けると、ようやく太い便が出てくれてほっとします。
その間、最初から最後まで婦長は観察しています。リ婦長は年が離れているので、その前で素っ裸になってもそれほど羞恥を感じなくて済みます。とは言っても、排便姿を一度見られてしまうと立場が子供並みになってしまい、二度と頭が上がらなくなります。
「モウ少シ、ツヅケナ」
まだ渋っているときなど、婦長はお見とおしです。命ぜられるままに子供のようにうずくまって、息ばり続けます。ほかほかした便が婦長の目の前にさらされると、強烈な敗北感に襲われます。
(続く)
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