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Monthly Girl's Onanie Adventure Column by "Mana".
一般女性にオナニーの話を聞きまくるUstream番組『女子オナニー会談』でお馴染みのアラサー実家暮らしフリーター女子"まな"が、同世代の女子よりエロスキルが低い「性的弱者」からの劇的な脱却を目指すべく、様々な自慰体験によって自分自身を開発していくオナニー・アドベンチャー・コラム。月に一度の連載です。百合漫画の金字塔『青い花』が昨年ついに完結してしまったのですが、もう何回読んでもキュンキュンくるんだ、コレが。
本連載でさんざんBLについて語ってきましたが、実はそれと同じくらい......いや最近はそれ以上に、百合が大好きなのですよ。
百合というのは女性同士の恋愛を題材にした作品をさす言葉で、いわばBLの女性版。
一見男性向けジャンルのように思われますが、性描写よりも恋愛の過程や心理描写に重点を置いている作品が多いためか、女性ユーザーもそこそこ獲得しています。
今回語っていきたいのは、そんな百合イズムを継承したレズAV作品です。
私の中での百合レズAV殿堂入りは、なんといってもこの作品。
約10年間の売れっ子AV女優人生に幕を下ろし、現在は作家として活躍している森下くるみと、美痴女女優・松野ゆい。
少し昔の作品のため、二人ともとっくに引退してしまっているのが寂しいですが、本作はまさに百合レズAVの金字塔と言っても過言ではないでしょう。
まず百合レズAVの見所は、普通のAVならスッ飛ばすであろうインタビューシーンにあります。
「私はくるみちゃんに、普通の友達とは違う感覚を持っているので、ちょっと緊張してます」「一緒に温泉に入ったことがあるんですけど、恥ずかしくて一切(くるみの裸が)見れなかったですね」「(くるみへの気持ちは)初恋みたいな感じ。ずっと私のことを好きでいて欲しいし、私もずっとそばにいたい」と、かなり前のめりなラブラブっぷりを見せつける松野。
それに対し、くるみは「(松野と一緒に温泉入ったとき)全然意識してなかったですね。温泉入ることで頭いっぱいで......」と非常にクールな返し。
冒頭シーンのこの二人の温度差というか、松野の片想いっぷりに胸がキュン......となるんですよね。
そしてこの後、女子校生松野とお隣さんのくるみ姉ちゃんのレズドラマへ入っていくのですが、ここのキスシーンでイキナリ涙を流し出す松野。
ドラマの流れ的にはここは全然泣くところではないので、くるみとの初めてのキスに感極まって思わず泣いてしまった模様。
いやぁ、これは松野の本気度が窺える名シーンですねぇ。
カットがかかった後に、照れ隠しではっちゃけだす松野がまたちょうかわゆい!
3番目のドラマパートの、女医松野&ナースくるみ篇でも、クンニされて「気持いい......」と呟くくるみに「ん!?気持ちいい??」と一瞬素に戻って喜ぶ松野に萌え!
そして真骨頂は、素の二人がホテルでレズセックスをするパート。
ノッケから「何で私って、こんなにくるみちゃんのこと好きなんだろ?」と言い出す松野。
それに対して照れ笑いしながら「知らない。知らねーーーってかんじ......」とぶっきらぼうに返すくるみ。
「くるみちゃんの感情表現が抑えめなところがカッコいい」と語る松野に対し、「私は逆に、まっつんの感情表現がストレートなところが良いと思う」と返すくるみ。
お互い自分にはないものを持っているところに惹かれ合っている、という話をしながら、ゆっくりレズセックスに入っていく二人。
始まると、言葉少なくお互いを愛撫していきますが、後半にお互いを指マンし合うところで松野が「くるみちゃん、好きッ!」って叫びながらイッちゃうんですよね。
ここで観てるこっちまでグワーッとこみ上げてくるものがあるのですが、さらにこのセックスが終わった後、「くるみちゃんとこうなれて、すごい嬉しかった......」と感涙しながら語る松野を見て、くるみの瞳からも涙がこぼれ落ちるんです......!
ずっとお互いの気持ちに温度差があった二人ですが、最後の最後で松野の熱い気持ちがくるみにも伝わった。
この瞬間は、本当に涙なしには観れないんです......(AVなのに)!
そしてもう一本、新作の百合レズAVで「これは!!」と興奮させられた傑作は、こちら。
2013年惜しまれつつも引退してしまった名女優・結城みさと、数々のハードプレイに挑みつつも、レズにはずっとNGを出してきたという人気女優・春原未来。
このキャスティングだけで、すでに期待が高まりまくっていたのですが、実際に観たらその高い期待値すらも軽く飛び越えるような作品に仕上がっていました。
「女性と仲良くなるのが苦手」「セックスは男女でするもの」という考えが強くあり、今回の初レズ撮影に不安を抱いていた春原に、一本のビデオレターが。
それは今回の共演女優・結城からのものでした。
結城は真咲監督のレズ作品常連で、今回はセックスをリードする立場ということもあり、初レズ撮影で緊張している春原を励ますメッセージを送ったのでした。
そのビデオレターで結城は、「私はその日一日あなたを、全力で愛します。だから春原ちゃんも、ちょっとでも私のことを大好き、って気持ちを持って欲しいな」と、超ストレートな愛情表現のジャブを打ち込みます。
この時点ですでにウルッときてしまっている春原に、筆者もつられて泣きそうになっていたのですが、撮影に入っても終始穏やかかつストレートな愛情表現で、春原の心をあたたかく包み込む結城。
お散歩デートでキスをした後、春原が「気持ちが伝わる、チュウって。相手が自分のこと好きでいてくれてるって、わかる」と瞳を潤ませながら語ると、結城が「あんまり上手いこと言えないけど、好きだよ」と、どストレートな愛情表現で返します。
性別関係なく、こういう穏やかでストレートな愛情表現が、一番人の心に響くんですよねぇ。
この後のホテルでのセックスシーンでも、結城のゆっくり時間をかけた丁寧な愛撫を受けて、思わず涙をこぼしてしまう春原。
「いつもこんな時間かけないから。挿れてヤッて終わり、みたいな感じだから......」と涙ながらに語る春原に、「私の体温、身体で感じて。ギューってしてあげるから」と言葉をかけ、抱きしめる結城。
そんな結城の大きな愛情に感極まって、心の奥にしまっていた自己否定の感情が溢れ出す春原。
「すごいダメ、私。人として」とネガティブな発言を漏らすと、「そんなことないよ。誰が決めたの、そんなこと?自分で決めないで」と優しく諭す結城。
「大好き。嘘じゃないよ。本当に好きだよ」「未来に伝わらなくても、私、好きだよ」と何度も愛をささやく結城に、春原の心はどんどんほぐされていきます。
この結城の春原に対する愛情は、もはやレズビアンの領域を越えて、人と人の愛情の在り方を教えてくれているように思われます。
時には友人のように、時には母のように優しく包み込むその愛し方だからこそ、レズに苦手意識を持っていた春原の心を溶かすことが出来たのではないのかな、と。
今回ご紹介した二本の百合レズAVは、「心理描写中心の百合マンガは好きだけど、ナマナマしいセックスを見せるレズAVはちょっと......」と敬遠している女性にこそ、是非観て頂きたいですね。
二人の女優の心理を丁寧に描き、女性同士が心を通わせる瞬間をとらえた、優れたドキュメントであるこの二作品。AVはただ性欲を煽りたてるだけのものではなく、人の心や愛情を映すことも出来るんだ、ということを教えてくれる名作たちです。いやー、しかしこういうステキな百合作品を観ていると、「自分も女性と触れ合いたい」という願望が芽生えてきますねぇ。
実は、私が主催している「女子オナニー会談」というイベントでいつも協賛頂いている、レズ風俗の「レズっ娘クラブ(http://www.bian.tv/)」さんで何度かお相手して頂いたことがあるのですが、キャストさんが皆美人で優しくて、すごい楽しかったんですよ。
基本的にはヘテロセクシャルなので、ぶっちゃけ女性に対して欲情とかはあまりできなかったんですが、人様のおまんこを拝んだり、人生初のクンニをさせて頂いたりと、すごく貴重な体験ができて大満足でした。
「レズっ娘クラブ」さんは大阪のお店ですが出張などもされているようなので、レズセックスにご興味がある方は、一度試されたら良いんじゃないかなぁと思います。
人生何事も経験ですよ!
(続く)
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