あぶらいふ読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibition!
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
便所コオロギとも呼ばれる「竈馬(かまどうま)」という虫に何とも言えないおぞましさを感じる。海老の身体に蜘蛛とバッタの肢をつけたような奇怪な姿。そこに冥界の使者を見るような不吉さを覚える。しかしおぞましいということは、即ち強烈な魅力があることの裏返しでもあるのだろう。そこで、鳥肌立つほどに大嫌いな虫と、自分を魅了してやまない女体とを絵の中で掛け合わせてみた。
ヨガっぽく言うなら「竈馬のポーズ」である。ジメジメとした暗い場所を好む陰湿な虫と、体の一部にそのような場所を持つ女は、想像していた以上に相性がよかった。つい、じっと見てしまう。そしてじっと見ているうちに、私にとって女体とはそもそもこういうものであったと気がついた。形が定まっておらず、故にある種の不気味さやおぞましさを属性として持っているものであったと。
私が女体に飽かず惹き寄せられ、絵に描かずにいられないのも、つまりそういうことなのだ。全くもって男と女は別の生物なのだと思わないではいられない。関節、肉感、毛穴の一つ一つに至るまで、私をゾクゾクと鳥肌立たせる異様さに満ちている。
作=魚清
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