
あぶらいふ読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibition!
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
子供の頃、近所にあった肉屋の主人が怖くて仕方がなかった。大柄で、目付きが悪く、ツルツルのスキンヘッド。あまつさえ店の天井から巨大な肉を吊るための鉤が下がっていて、その不気味さが彼のキャラクターと合い過ぎていた。もう50代と見えるのに奥さんらしき人はいなかったが、それがまた青髭じみたホラーを連想させる。
どこかから若い女を攫ってきては、夜な夜なあの天井の鉤に吊るして責め苛んでいるのではないか――そんな想像が徐々に真実のように思えてきたのは、たぶん私の願望によるものだろう。母親が肉を買ってくると、恐ろしいことを考えて、肉をじっと見てしまう。そのくせ料理されるとペロリとたいらげてしまう。栄養は私の精液となり、妄想と自慰のスパイラルに拍車をかけていった。
作=魚清
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魚清 北陸在住のアマチュア画家。学生時代に読んだSM雑誌『裏窓』で椋陽児の絵に触れ、緊縛画の魅力を知る。その後数十年を経て自らも鉛筆による緊縛画を書き始め、5年ほど前に『S&Mスナイパー』内にあった「あぶらいふ」に作品を投稿、連載を始めた。責めの情景の中に少女が秘めた憂いや葛藤をエロティックに描きだす。