あぶらいふ読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibition!
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
異形の者、常ならぬ者は、その存在だけで人の心を圧倒し、感動させる力を持っている。ボディピアスによる極端な装飾やタトゥー、インプラントなどで自ら身体改造を行なう探求者たちが見据えている感動も恐らくそこにあるのだろう。自らが異形の者、常ならぬ者になるのだ。
SMにおける責めの中には、女体という美しい造形を破壊する背徳的な喜びを得んとするものの他に、支配する相手を改造することにより、新たなる異形の者、常ならぬ者の創造者となって神の喜びを得んとする行為もある。
誰かを別の生き物としてその場に確と存在せしめ、とっくりと愛でるのである。
見られる側はどんな気分だろうか? 責め手が行なっているのは羞恥プレイなどにおける辱めではない。だから相手の羞恥心や屈辱などには頓着しない。興味もないし意味もない。ただただ相手を謎の存在として眺め尽くすだけだ。しかし、好奇心と畏れしかない視線で貫き通される時、見られる側が感じるのはそもそも羞恥でも屈辱でもないのではないか。
それがどんな姿であれ、人外に落ちた者は羽ばたくような喜びを得るものなのではないだろうか。私がマゾヒストに嫉妬するのはそんなことを考えた時だ。
作=魚清
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