ミストレスランド 1 女王様・M男動画サイト 2 Lovely-Candle 2 本家三行広告 1
最新記事20件
インターネットラジオ番組「村上裕一のゴーストテラス」第63回
杉浦則夫緊縛写真展『縄の磁場』開催!!
「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2018年1月号
特選AVレビュー『男を腰砕けにするエグい痴女/香椎りあ』(ワープエンタテインメント)
いなくなってしまったSMAPと新しい地図
特選AVレビュー『田舎から上京してきた変態むっつり巨乳ちゃんにリモコンバイブ着けっぱにして東京姦光したらスゴいエロくなっちゃいました。 愛乃はるか』(ファーストスター)
Kinoko Hajime rope artwork【15】みんなは学校
特選AVレビュー『獄門大八車 - 夢野りんか』(ドグマ)
特選AVレビュー『となりの女子大生 しずか』(HMJM)
特選AVレビュー『驚異のLcup 123cm! メガボインギャル 大阪在住のヤリマン&パイパン女 なおこ(27歳)』(マザー)
Gallery Zaroff 企画 西牧徹・黒戯画展『艶画と福画/ふたつの黒』開催!!
特選AVレビュー『ねぇアナタ、私ね、酷いコトされないとイケないカラダになりました。/杏璃さや 』 (光夜蝶)
特選AVレビュー『名家の箱入り娘 厳格な父親の下で育った門限19時の日本人形のようなパイパン貧乳少女 篠田カナ』(ファーストスター)
特選AVレビュー『レズタチアニマルエクスタシー 』(レズれ!)
特選AVレビュー『アナタごめんなさい...。わたし寝取られました...。 [沙羅]Gカップ』(BIGMORKAL)
インターネットラジオ番組「村上裕一のゴーストテラス」第62回
2ページまんが 酒場の女【14】
特選AVレビュー『喉奥属性シャブリスト004/枢木みかん 』(ワープエンタテインメント)
ゴールドマンのロックンロール・エロ漫画【40】『痴母相姦』 著者=夏のおやつ(三和出版)
特選AVレビュー 『一見清楚に見える人妻は「メス豚」と罵られたいお下劣なSEXをする異常性欲女 - 明星ともか』(ドグマ)
アクセスアップ
新刊情報
ふきげんなディア(大洋図書)
鳩恋荘 バースデイ(大洋図書)
まちがいさがしパーク&ファミリーDX Vol.9(ミリオン出版)
お絵かきパークminiDX Vol.12(ミリオン出版)
実話ナックルズ 2018年2月号(ミリオン出版)
まちがいさがしパーク 2018年2月号(ミリオン出版)
BITTER 2017年2・3月号(大洋図書)
MEN'S KNUCKLE 2018年2月号(大洋図書)
六十路妻 七十路妻(ミリオン出版)
エロ大好き四十路マダム(ミリオン出版)
カテゴリー
特集記事
体験取材記事
お尻の学校
アーカイブス
フォトギャラリー
ニッポンの年中行事
食卓リンガフランカ
御菓子司 なゝた
あぶらいふ
雪村春樹・現代成熟交合
濡木痴夢男の猥褻快楽遺書
芳野流人生相談
官能小説
口中の獄
百鬼女衒とお化け医師
稲荷山デイドリーム
赤い首輪
監禁志願アリス
セックス・ムーヴィー・ブルース
セックス・マイナス・ラヴマシーン
レビュー
美少女ゲームの哲学
現場から遠く離れて
エロティカルパレード・ジャポン
オナニー平和主義!
やる夫がSM風俗に興味を持ったようです
カヲリチャンネル
青山正明の世界
舞姫爛漫
イベントレポート
女性向けAVの現在形
Twitter
新連載
the toriatamachan season3
女の子にとって、「美醜のヒエラルキー(それによって生まれる優劣)」は強大だ! 「酉年生まれゆえに鳥頭」だから大事なことでも三歩で忘れる(!?)地下アイドル・姫乃たまが、肌身で感じとらずにはいられない残酷な現実――。女子のリアルを見つめるコラム、シーズン3は「わたしのすきなこと」にまつわるアレコレです。
 | 
ふと、長く生き過ぎたなと思う。新宿西口の大衆居酒屋で。隣のテーブルでは、スーツ姿の男が女を殴っている。私は警察に電話する店員を見ながら、頼んだばかりの日本酒を飲んでいて、その前を殴られた女が額を押さえて逃げていった。腫れた顔と、血が見えた。長く生きすぎたなと思う。シド・ヴィシャスとか、カート・コバーンみたいに、若くして死にたいとかそんなことじゃないけど。
行き詰まった時は新宿のファストフード店に行く。普段は縁のない人達がいて、世界は広いんだなと思えるから。

この下北沢のスープカレー屋は、熱狂的な常連客が多いので、サイケな店内の雰囲気も相まって、本当に"何かのスパイス"が入っているんじゃないかと噂されている。そんなわけないけど、食べていると、そんなこともある気がしてくる。私はそこに音楽家の男性といた。酒も煙草もドラッグもやらないけど、カレーだけは中毒のように食べる人。
彼は「酔っ払った時に楽しくなるってことは、楽しくなれる機能は備わってるってことでしょう。そしたら、素面の時でもそういう気持ちまで持って行けるように訓練できないのかなあ」と、提案していた。長く生き過ぎたなと思うのは、たとえばそういうこと。

小さい頃はよくトリップした。

ぐるぐるまわって、酩酊状態になる初歩的な方法から、道の途中で「ここは知らないところだ」と思い込んで、妙な浮遊感に興奮する方法まで。いとも簡単だった。中でも私を夢中にしたのは、知らない家の窓を見ることで、明かりが灯っていると、自分とは縁のない生活の存在にうっとりとした。父親の双眼鏡は、私が人の家の窓を観察するためのものになった。たいていは何も見えなかったけど、それでも構わなかった。私は変わらずにうっとりして、空に浮かぶ月を見ては満足げに息を吸った。
まだ長く生きていなかった私は、どこから来て、どうして私は私で、そしてどこへ行くんだろうという、根源的且つ純粋な疑問を、律儀にまだ抱えていた。そしてなぜか、自分は自分のまま大人にならず、いつかほかの誰かになると信じていた。幼稚園で足の速いりさちゃんや、頭の良いちあきちゃんになるのだと信じていた。まっすぐに。小さかった私は、私が私である確証をまだ持っていなかったので、すぐにでも他の誰かになれる気がしていて、行ったことがない場所に居る気にもなれた。現実感を失っていく遊びに、ひとりで夢中になっていた。

贅沢な遊びだと思う。

結局、私はどれだけ心が浮遊しても、自分が誰かわからなくなっても、この両親の娘であり、弟の姉であることだけは確かだった。だから安心して現実感を失えた。

大きくなって、あまりトリップすることはなくなった。酒を飲んで酩酊したり、眠りすぎて呆けたりするだけ。それはすごく現実的な遊びだ。それでもまだ、知らない道を延々と歩いていると、時々ナチュラルハイが訪れて、あの頃の遊びに没頭することができる。そういう時の私は、気持ちの良い浮遊感を損なわないように、慎重に知らない道を選んで歩き続ける。
知らない道で、私は誰でもなくなって、途端に知らない人の生活が愛おしくなる。あらんかぎり外車を詰め込んだお屋敷も、乱雑に洗濯物が干されたボロアパートも、人通りのない路地裏の無防備な窓も、平等に愛おしい。知らない人がいて、縁のない生活がある。私はそのどの人生も取って代わって歩める気がする。そのことに、ときめく。

しかし、トリップはきちんと終わる。家が近づいてくると徐々に平常心に戻り、玄関を開けると流れ込んでくる現実感に浮遊感は溶けていく。
私は私で、どこから来て、どこへ行くのかを考えても、もう足元をすくわれるような気持ちにはならない。いつまでもそんなに、律儀でもピュアでもいられないからだ。それには少し長く生きすぎている。でも現実的な理由で疲れた時、知らない道や、新宿のファストフード店で、私は私でなくなる。とても自覚的な方法で。

それでも玄関の先には、料理を作る母親と、ギターを弾く父親と、昼寝から覚めない弟がいる。22歳、私にはまだ帰る場所がある。

文=姫乃たま

関連記事

とりあたまちゃん
the toriatamachan
とりあたまちゃんシーズン2
the toriatamachan season2

姫乃たま 1993.2.12下北沢生まれ/日本の地下アイドル/アダルトライター/司会/女子大生
アイドルブログ「姫乃たまのあしたまにゃーな」=http://ameblo.jp/love-himeno/
アダルトブログ「地下アイドル姫乃たまの恥ずかしいブログ」=http://himeeeno.hatenablog.com/
Twitter=https://twitter.com/Himeeeno

白根ゆたんぽ 1968年埼玉県生まれ。イラストレーター雑誌や広告、webコンテンツなどにイラストを提供しているほか自身のZINEのシリーズ「BLUE-ZINE」や個展の図録「YUROOM GIRLS SHOW」などの制作、販売も行っている。最近の仕事に「ノベライズ・テレビジョン」(河出書房新社)装幀、「セックスペディア」(文藝春秋)カバーイラストなど。
http://yuroom.jp/
 | 
16.02.28更新 | WEBスナイパー  >  とりあたまちゃん
姫乃たま | 白根ゆたんぽ |