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ブス、地味、存在感がない、女が怖いetc.......。コンプレックスだらけの自分を救ってくれたのは、アダルトビデオの世界だった――。生きづらい女の道を様々な角度から見直してポジティブに乗り切るための"気づき"に溢れたエッセイ。
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私は「ブス」という言葉が嫌いだ。軽い憎しみすら覚える。
自分はブスだと悩み、ブスゆえに引っ込み思案になり、ブスゆえに可愛いファッションから遠ざかっていた思春期、アートの世界に没入した私は、そこで「何者」かにならねばと思った。そして、ブスの呪いから逃れようとした。
しかし意外と甘かったなとすぐに気づいた。男性は単に作家やアーティストと言われるのに、女性には美人作家とか美人アーティストという言葉がある。女の美醜について、人々が一切何も言わない世界はないのだ‥‥‥。
そうこうするうちいつのまにか、ブスどころかいいおばさんになっていた。ブスという分母の上に、おばさんという分子が乗っかっている状態。そんな時になってやっと、一番呪いをかけていたのは他でもない自分自身だったとわかった。
別に自分が美人に見えてきたのではない。容貌コンプレックスに悩む自らの精神構造、それを作り出したさまざまな要因を、冷静に眺めることができるようになったのだ。言い換えれば、「女」について自分なりの言葉を得た。それが、私を徐々に呪いから解放していった。
解脱までは行かなくても、言葉をもつことによって、女はこんなふうに楽になれるのか。そんな気持ちにストンと降りてきたのが、この本である。

普通の女の子の道は歩めないし、歩みたくない。ある種の女子には、そういう自意識をどうにも持て余す時期がある。著者が、「何者」でもない自分を変えるかもしれない場としてAV業界を選んだのは、アートの世界に入った自分が「何者」かになろうとしたのと、どこか似ているように感じた。
しかし、セックスレスになった恋人が風俗に行ったりAVを見ていることを知って自信喪失し、その辛さを克服するために、あえてその業界でスタッフとして働くことを選んだという下りで、少し胸が痛くなった。
「女」であることの自信が、なぜ男によって与えられねばならないのか。男の評価を通して、自信を持ってもいい女と、持つべきではない女が振り分けられるこの理不尽。
男なら仕事で自信を持つというルートが昔からあるが、女は仕事でどんなに頑張っていても才能を世に問うていても、「女」としての価値評価の場でなけなしの自尊心を破壊される。それはもちろん女自身が、自らの評価基準から「女」を外すことがどうしてもできないことの現われでもある。

読み進むにつれ、「自分に辛さをもたらした対象から逃げるのではなく、逆に観察する」という筆者の姿勢は、意地悪な同級生の情報をひたすらメモしては一人悦に入っていた、小学生の頃からのものだとわかる。もともと優等生で勉強家だった筆者は、苦手科目の克服のように、自分とは真逆に思えた「女」の価値の高いAV女優たちを、仔細に観察する。
当初は自らの視線に、コンプレックスとその裏返しの蔑視の混じっていることを自覚しつつも、彼女たちへの好奇心や驚きが、徐々に共感や尊敬へと変化していく過程が、衒いのない飄々とした筆致でユーモアを込めて描かれる。
AVと聞くと、女優の過酷な労働環境や人権侵害といった話が頭を掠め、「男が弱い女を搾取する」ようなマイナスイメージもちらついてしまう私だが、筆者のサービス精神に溢れつつも誠実な語りに、安心して読み進めることができた。

やがて、回想される思春期や親との関係、演劇少女時代の思い出、そして同窓会で出会った旧友たちへの複雑な思いなどから、話は業界エピソードや自分語りのみに留まらず、「女」全体へと広がっていく。
筆者も(そして私も)そうであったように、女は、自分とは正反対の女を「敵」と見なしがちだ。かりに本人がそう思ってなくても、期せずして敵対関係に置かれてしまうことも多い。モテ女子と非モテ女子、既婚者と独身者、子持ちと子無し、専業主婦とワーキングマザーなど、立場も感覚も異なる女の対立や分断がいまだにある。
しかし、さまざまな局面で自分とは正反対の女=「敵」を観察し続けた筆者は、やがて自らとその女たちとが、実は敵対関係になどないことに気づいていく。
どんな立場にいる女にも、それぞれ「女」をめぐっての苦しみや葛藤があり、その立場ならでの独自の視線や切実な言葉をもっている。そして、それをぶつけあい、共有し合える相手を求めている。そのレベルにおいて、女の「敵」は少なくとも女の中にはいない。

「ブス」という言葉を積極的に引き受け、筆者が見聞きしてきた女性たちのユニークで赤裸裸な言葉を拾い上げ、劇にし舞台に乗せていったその成果は、巻末に置かれた「女の悲劇はこっけいである」という雨宮まみの熱いテキストで知ることができる。
私はいまだに「ブス」には忌避感を覚えてしまうが、ネガティブな呼称を自らに付与することで、そのマイナス性を相対化しようとする筆者の戦略はよく理解できる。そこにあるのは、「私たちは自分を表現する多彩な言葉をもっている」という誇りと自信だろう。

40歳を迎えて書かれた5つの章から成る文庫版書き下ろしは、殊更心に沁みた。新しいことを習い挑戦していく喜び、年老いていく親を喜ばせたいという気持ち、美醜ではなく「品」が大切という発見。どれもが、ある日これまでにない実感を伴ってやってくるものだ。
その中に、悪口を言う「ブスノート」より「好きノート」のページを増やしていきたいという章があった。嫌いなものをあげつらっているより、好きなものを誉め称えるほうがずっと気持ちがいい。その一見キレイゴトに聞こえそうな、だが経験に裏打ちされた言葉に、「観察」を通して自己の感覚やものの見方を正直に問うてきた人の成熟を感じる。

文=大野左紀子

『女の数だけ武器がある。たたかえ! ブス魂』(幻冬舎)

著者:ペヤンヌマキ
価格:580円(税別)
ISBN:9784344425750
発売:2017年2月7日
出版社:幻冬舎

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『あなたたちはあちら、わたしはこちら』公式サイト

大野左紀子 1959年、名古屋市生まれ。1982年、東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2003年まで美術作家活動を行った後、文筆活動に入る。
著書は『アーティスト症候群』、『「女」が邪魔をする』、『アート・ヒステリー』など
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17.02.19更新 | レビュー  > 
大野左紀子 |