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2009ゴールデンウィーク特別企画

法廷ドキュメント2009
290枚の“表札”と寝た男


取材・文章・イラスト=東京ゆい

2009年2月5日、荒川区の路上で男が逮捕された。変わった名字の表札ばかりを民家から盗んだという。その数およそ約300枚。そして盗んだ表札は、敷布団の周囲に敷き詰めて寝ていたという……。何故に表札を!? 敷き詰めて眠ることの意図は!? 謎だらけの事件が法廷の場で明らかに!
2009年ゴールデンウィーク特別企画、法廷ドキュメントをお届けいたします。
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表札を眺める撫でるなど趣味と犯罪が結びついた犯行であり、再犯の可能性は高い
――検察官の論告・求刑より
変わった名字の表札ばかりを民家から盗んだとして、2月に逮捕された丸太則之容疑者(仮名)をご存知だろうか。彼が盗んだ表札の数は、なんと約300枚。盗んだ表札は、敷布団の周囲に敷き詰めて寝ていたというフィティッシュぶりだ。同じフェチでも下着ドロなら理解もするが、表札ドロとはこれいかに!?新たなる“性のあり方”到来か。彼の言い分を是非とも聞いてみたく、裁判の傍聴へと足を運んだ。

開廷20分前。ドアの前にはすでに4人の傍聴者が並んでいる。ニュースで細々と流れただけの事件なのに……と、自分のことを棚に上げ思ったものの、開廷しても20人分の傍聴席は埋まるに至らなかった。

さて、被告人のルックスは、『鋼の錬金術師』に出てくるグラトニー似の男。42歳。丸い鼻が特徴的で、頭部は禿げ上がり、なぜか後頭部の左右だけ、天使の羽のごとくわずかな髪が生えている。紺のスエット姿だ。

まずは事件の詳細について追ってみよう。

2月5日、荒川区の路上で職務質問を受けた際、ドライバーなどをカバンに隠し持っていたとして、ピッキング防止法違反容疑の現行犯で逮捕された。さらに所持品から他人の名字の表札2枚が見つかったことから事件が発覚したようだ。

被告人は、埼玉県某所で生活保護を受けながら、ハローワークで仕事を探す日々を送っていた。盗みを始めたのは約5年前。電話帳で欲しい名字をリストアップすると、地図に印をつけ、手提げバックにマイナスドライバーを入れて町を練り歩いていたという。リストアップした以外にも、良い名字を見つければそのたび盗んでおり、持ち帰った表札は、ツルツルした表面を撫でたり、眺めたりして楽しんでいた。また、そんなことをするうち、自責の念に駆られることもあるらしく、なぜか5枚だけ元の場所に戻したこともあった。
彼のお気に入りは、もっぱら変わった名字の表札で、他にも小中学校時代に好きだった女の子と同じ名字の表札も多数盗んでいる。名字を見ることでその子を思い出していたらしい。

これはフェチというより、寂しい男というべきだろうか。42歳にして、小中学校時代に好きだった女の子に想いを馳せるとは、被告人がいかに寂しい人生だったかがわかるエピソードである。

検察官によると、被害者のほとんどはこの事件の不起訴を希望したという。中には「寛大に見てあげて」とお願いする天使のような人もいたそうだ。
が、被害者のうち3名だけは大激怒。言い分はこうだ。
「雨風にも負けず、我が家の顔として頑張ってくれた大切な表札だ。返してもらえるといっても、他人が使った表札など気持ち悪くて使えない」
確かにそうだろう。

被告人はギュっと目を瞑り、反省しまくってるような表情で椅子に座っていた。
検察の冒頭陳述は続く。

「被害者の一人であるFさん宅の表札は、被告人が中学時代に好きだった女の子の名字にある「F」の字、それから友達を意味する「友」の字、そして自分の名前につく「則」の字が全て揃っていたため、犯行に及んだ」

まさに「好きな子」と「自分」が「友達」という意味に他ならない。切ない。切な過ぎる。
しかしこの後、さらに被告人に同情せざるを得ないエピソードが加えられるのだった。

証言台に立つ被告人の前に、検察官が詰め寄る。

検察
「これは、被告人宅の部屋を写した写真です。ここに、いろんな名字のシャチハタの判子がたくさんありますね。これはどうしたのですか?」

なんと表札以外にシャチハタの判子まであるというのだ。

被告人
「仕事をしていたときに、少しづつ買い集めました」

検察
「どうして、いろんな名字の判子が必要なんですか?」

被告人
「昔の友達の名字を集めていました。それを見ることで友達を思い出していたんです」

切なすぎて泣けてくる。彼は人間ではなく名字と一緒にいることで、人との触れあいの代償行為をしていたのだ。こんな寂しいことがあるだろうか。被告人の証言に、法廷内に同情の気持ちが渦巻いてると思えなくもない。
そしてそんな息子を産んだ母が、この法廷には来ているのだ。背の低い、田舎のおばあちゃんといった風貌の母親は、面会で12年ぶりに息子と会ったという。
ハンカチで涙をぬぐい、裁判官に訴えた。
「このたびは息子が申し訳ありませんでした。これからはきちんと監督し、二度とこのようなことがないよう約束します」
息子はさらにギュっと目を瞑った。

実はこの彼、表札を盗むような男ではあるが、頭は悪くないらしい。検察によると、都内の有名な理科系大学に通うほど、数学が得意だったという。が、大学3年のときに中退。理由はこうだ。

被告人
「大学三年のときに、急にお父さんとお母さんの仲が悪くなり、お父さんが家を出て行きました。経済的にも苦しくなって、大学を辞めました」

「お父さん、お母さん」と話す42歳。
さらに息子は言う。

「被害者一人ひとりに謝罪したいです。もう、お母さんには心配をかけません。二度と悪いことはしません」

さきほどから「さっぱり理解できない」といった表情で被告人を見つめていた裁判官は、ついに口を開き質問を始めた。

裁判官
「表札を盗む前に、どのくらいの回数、家の前まで行くのですか?」

被告人
「回数??」

裁判官
「下見はどのくらいするの?ということ」

被告人
「下見? 下見には行きません」

いきなり、話が噛み合っていなかった。

裁判官
「盗んだ表札の共通点は?」

被告人
「変わった名字が好きです」

裁判官
「素材は? 何でもいいの?」

被告人
「ほとんどセトモノですが、あまりこだわりはないです」

裁判官
「世の中には文字が書かれているものは表札以外にもあるけど、表札に関心があるの?」

被告人
「はい」

裁判官
「止めようと思ったこともあるの?」

被告人
「はい」

裁判官
「でも止められなかった?」

被告人
「行ってみようと思う場所が増えて、範囲が広がったから止められなかったんです」

裁判官
「ん、意味がわからないけど、自分で範囲を広くしたんじゃないの?」

被告人
「飽きたら別の場所に足を伸ばしてたから、範囲が広がっちゃったんです」

裁判官
「部屋の中は表札だらけだよね。収納スペースも大変だよね?悪いことしているという意識はあったの?」

被告人
「悪いと思いつつやりました」

裁判官
「一日何時間、表札を盗むために歩くの?」

被告人
「一日、7〜8時間、表札を探すために歩きました」

裁判官
「……足が丈夫だね。それだけ元気なら仕事にも就けるでしょう」

被告人
「やはり条件が合わないとか、経験不足とかで、仕事は見つかりませんでした」

裁判官
「就きたい仕事はあるの?」

被告人
「就きたい職業というのはありません」

裁判官は困ったような顔をして会話を打ち切った。

軽犯罪のためか裁判もサクサク進み、予定通りの1時間で終わりを迎えた。
検察官の論告・求刑は次の通り。

「表札を眺める撫でるなど、趣味と犯罪が結びついた犯行であり、再犯の可能性は高い。よって被告人・丸太は懲役2年執行猶予3年に処することが相当であると思われます」
趣味と犯罪が結びつくって、新しい。

弁護人の言い分もきわめてまっとうだ。
「被告人は、身柄を拘束されたことにも、そうとうなショックを受けています。反省もしているし、素直に捜査協力もしてくれました。裁判所の寛大なるご判断を期待します」

そして裁判は終わった。
人は一人では生きていけないというが、まさにそれを実感する事件だ。しみじみとそんなことを思いつつ、はたと思った。

そういえば「表札を敷布団に敷き詰めて寝ていた」件はどうなったのだろう? 誰も触れなかっただけに逆に気になる。

一週間後。判決は言い渡された。

「被告人を懲役1年6カ月、執行猶予3年に処す」

5分で終了。
裁判が終わると、法廷の入り口で弁護士と母親に囲まれた被告人が、笑顔でお礼を言っているのが見えた。ちょっと話しかけてみたくなったが、思いとどどまった。

文=東京ゆい


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表札泥棒逮捕 自宅に300枚「珍しい名字、楷書が好き」[MSN産経ニュース]

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tokyo_yui.jpg 東京ゆい 他人の人生を覗き見するのが趣味。聞き役なら、愚痴、ぼやき、自慢話、何でもこい。サブカル系と思われることが多いが、実際はサブカルをほとんど知らない。休日は動物を触れ合っていることが多い。
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09.05.09更新 | 特集記事  >  特集