あぶらいふ読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibition!
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
胸に掛かる縄が好きだ。それも、綺麗に揃わない、乱暴に縛った後で偶然にできた縄目を特に美しいと感じる。一般に緊縛美と言われるような技巧に富んだ縄模様も立派と思うが、女体が持つ天性の立体的な曲線の美しさを前にした時、人為的な工作は却って邪魔に思えることがある。一周、あるいは二周程度、ただ動きを封じるためにだけ素早く巻いた縄でいい。あとは女体の起伏が勝手に縄目へ表情を持たせてくれる。艶めかしく歪み、あらぬ方向へ先端を飛び出させた乳房。二度と同じものを作ることができない複雑な陰影。そして何より、切迫して素早く縛ったことによってのみできる陰惨さがたまらない。
私にとって、縄は人間の暗い欲望を象徴するもので、罪深いものだ。いちいちカミングアウトするわけではないにせよ、有りようとしては後ろ指さされてなんぼだと思っている。むしろその許されざる匂いがなければ興奮のしようもない。もちろんこれは個人的な性癖に過ぎないもので、誰に押し付けていいものでもないのだが。
作=魚清
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