あぶらいふ読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibition!
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
日本の江戸時代における磔刑は、男が「キ」の字形の磔柱へ大の字の姿で固縛され、女は「十」の字形の磔柱に足を閉じた姿でやはり縄をもって拘束された上、槍で突き殺された。処刑は公開の場で行なわれ、死体はそのまま三日間放置された。
一方、キリストの磔画でもよく知られる西洋式の磔刑は、受刑者の両手両足を十字架等の磔柱に釘で打ち付けて拘束し、そのまま晒して死を待った。多くは肩、肘、手首などの関節が体重で外れ、肋骨が開ききった形で身動きが取れなくなることによる呼吸困難で絶命した。
この絵はどちらの流儀にも正式には沿わず、またどちらの形式も取り入れている、SMの磔。不埒と知りつつ死を玩具にしてしまう浅ましさは我々の遊びの根幹にあり、今日もゆるぎない。
作=魚清
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