Illustration series by Nanata;Japanese-sweets store "nanata"
イラストレーション・シリーズ「御菓子司 なゝた」
昼は和菓子屋、夜はイラストレーターという二つの顔を持つクリエイター・ナナタさんが贈る素敵なイラストレーション・シリーズ。四季折々の和菓子を擬人化してキャラクターとして進呈、皆様においしく召し上がっていただくお店です。
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【桜餅】
関東・東北などでは、小麦粉と白玉粉を水で溶いて焼いた皮で餡を包み、桜の葉の塩漬けを巻いたもの。長命寺という名前でも呼ばれる。
上方・北海道などでは、餅米を使った道明寺粉と呼ばれる餅で餡を包み、桜の葉の塩漬けを巻いたもの。こちらは道明寺という名前で呼ばれる。
もっちりとした皮、こしあんの甘味、桜の香りと塩気を楽しむ、春の和菓子。雛菓子としても使われる。
【店主より】
神奈川にあるうちの店では、長命寺タイプの桜餅を販売しています。
私個人的にはお餅に近い道明寺のほうが好きなのですが、もっちりとしたクレープのような生地でこし餡を巻いた長命寺もおいしいですね。
同じ市内にある和菓子屋さんでは道明寺のみを販売しているところもあります。
理由は「長命寺は皮を焼くのが面倒だから」だそうです(道明寺も道明寺粉を蒸すのが面倒だと思うんですが!)。
主観ですが、長命寺はソメイヨシノ、道明寺はヤエザクラのイメージです。
余談ですが、桜の葉には「クマリン」という物質が含まれるようです。某ゆるキャラを彷彿とさせる、かわいい名前ですよね。殺鼠剤として使われるそうですが......。
イラスト・文=ナナタ
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12.04.18更新 |
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御菓子司 なゝた
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