Goldman presents The Rock'n Roll Ero-Manga
鬼才AV監督・ゴールドマンがお勧めのエロ漫画を熱く語る!
淫語インストラクターにして官能小説家、そしてベテランAV監督であるゴールドマン氏が「ズリネタ」として唯一活用しているモノ、それは「エロ漫画」だった! プロのエロ事師は何故、「エロ漫画」でなければヌケないのか、「エロ漫画」にしかない魅力とは、一体何なのか。ゴールドマン氏が実際にズリネタとして使用している大好物な作品たちについて、編集部がインタビューを敢行。好評につき続投中です!!ゴールドマン(以下「ゴ」) 『恥染偏執』心島咲先生の作品です。
編 版元は三和出版。この心島咲先生は別の作家名があるんですよね。
ゴ マサキ真司という名前で、超絶スカトロ漫画を描いていらっしゃる。実はそっちを最初に、2012年頃かな、発売した当時に立ち読みして衝撃を受けた。ただかなりエグい。
編 スカはスカでも。
ゴ 超絶スカだから。前にご紹介した早乙女もんどのすけさんみたいな、可愛い感じのスカとはまた違う、リアルテイストなウンコを描く方なので、買うのをためらってしまったんだよね。
編 なるほど。ちなみにゴールドマンさんにはリアルスカ性癖はあるんですか。
ゴ あんまりないね。仕事ではSM出身だから撮ってたけど、基本はない。ただ漫画でウンコを描いてる人には凄く興味があって。
編 なるほど。
ゴ まあ偏った性癖の人だよね。タイトルにも「偏執」ってあるけど、偏執狂的なところがないとエロ漫画とは認めない、みたいなところがあるんだよね。
編 ゴールドマンさんとしては。
ゴ うん。だからウンコ描いてるって誰にも言えないとか、顰蹙買ってるとか、そういう人が好き。
編 帯にも「性的偏執描写に凝り固まった 異能・心島咲の最新刊ッ!!」というふうにあります。まさにそういう偏執狂的な作家さんなんですね。今回はスカ作家のマサキ真司さんではなく、心島咲さんという変名での作品をお持ちいただいたんですが、この心島咲さんという名前になると、スカから一変して......。
ゴ ブルマフェチ。
編 となると、やっぱり出てくる女の子がロリロリしてくる。
ゴ そうだね。C学生かJKかという。ほぼ学校ものだよね。
編 表紙にも黒髪美少女が描かれてるんですが、スカ作家としてのマサキ真司さんの時も、このタッチは変わらないんですか。
ゴ マサキさんも顔は少女で可愛いよ。やっぱりそのギャップ感が魅力じゃないかな。
編 こちらは心島咲さん名義のブルマ作品ですが、ゴールドマンさんにブルマ性癖は......。
ゴ あんまりないんだよね。基本的には体操着って欲情の対象にはならないんだけど......。
編 対象年齢が若いとダメなんですよね。
ゴ そうだね。JKでも制服でスカートで、尚且つ制服も夏服のセーラーみたいなのだったらいいなと思うけど。
編 あるいはブラウスにスカートとか。
ゴ そうだね。ジャケットがあったりすると、ちょっと勃起が難しいかな。
編 制服というよりは、普通の服っぽいほうがいい。
ゴ 難しい、微妙なところだね。
編 でもその割には着衣フェチですよね。
ゴ そうなんだよ。全裸も苦手なのに洋服の種類も選びますという(笑)。
編 (笑)。作品の紹介へ行く前にブルマの話をしたいんですが、現在、リアルな3次元の世界での実用としては、ブルマがほぼ駆逐されたと言っていいみたいですね。
ゴ そうだね。ないんじゃないかな。
編 今はショートパンツになってます。
ゴ やっぱり性の対象にされちゃうから。
編 なので、現在の体操服は男女兼用のユニセックスなもの。
ゴ 兼用なんだ。
編 ほとんど兼用で、色違いで男女別になってるところもあるぐらい。つまり女の子がブルマを穿くということがないんですね。
ゴ どんどん幻想になってますね。
編 仰るとおりで、本当にブルマというものは性的なコスチュームとして扱われる存在に成り下がってしまっていると思うんですが、その反面、エロ漫画的題材としてはまっとうというか。
ゴ そうだね。そういう残り方しかしてない。ブルマというワードもなくなっていくわけだ。
編 一般的には体操着。
ゴ オナニーする人だけがブルマ。
編 はい。これからの若者はブルマの女の子をナマで見る経験ができないので、ブルマに欲情することはないんじゃないでしょうか。
ゴ やっぱり、実生活の中にあったからこそ、そういう対象になっていくんだろうしね。
編 というようなイントロから、心島咲さんの『恥染偏執』の中身を見ていきたいと思います。
■見せてもらおうか 貴公の『ブルマインド』って奴を!
編 まずご推薦頂いたのは、冒頭の作品「激録! ブルマリオン」。これで笑っちゃいました。
ゴ これはちょっと、ひどいね。
編 この言語感覚は素晴らしいなと思って、表4を見たら「警告・ブルマゲドン接近......!!」(笑)。
ゴ 本来、心島さんってひょうきんな方だと思うんだよね。
編 そうでしょうね。
ゴ でもマサキ真司名義のものはもの凄くシリアスというか。ギャグの要素はまったくなくて、ホントにちょっといやぁな気持ちになるような、犯罪テイスト満載なんだよ。
編 ところがいきなり冒頭で「激録! ブルマリオン」って言われて非常にびっくりしました。
ゴ この作品だけが、愉快な作品になってるんだよね。
編 ブルマを題材にしたギャグ漫画で、「ブルマ部」の人たちの話が展開されます。このブルマ部には、何故か女の子もいるんですね。
ゴ うん。
編 ブルマについての薀蓄や、ブルマについての妄想、ファンタジーなどがいろいろ詰め込まれているんですが、この中でゴールドマンさんがピンときたところは、やっぱりブルマに対する愛ですか。
ゴ そうだね。僕はブルマに固執したところがないので、このブルマ部の人たちの執念というか、そんなにこだわるのかというこだわりが、キモくていいんだよね。
編 いちいち言葉遣いも面白くて、「見せてもらおうか 貴公の『ブルマインド』って奴を!」(笑)。「ブルマインド=ブルマ愛」ということらしいです。
ゴ 部長が熱いんだよね。それで、マサキ名義のほうでもあったんだけど、たとえば女の子が二人いると、下級生のほうがオッパイが大きかったり、上の学年の子は貧乳でランドセルが似合ったり。なんか凄い歪んだものの見方をちゃんと描写してくれてる。
編 どっちかの女性がコンプレックスを抱えてるようなキャラ造形になってるんですね。
ゴ 全てにおいてコンプレックスを持たせたいみたいなところがある。「二年生の友美は」「イタズラなランドセルバディが魅力だが!」みたいな。
編 言った側がすぐに「ガス ガス」と蹴られて、そういう言われ方に腹が立ってることを示す描写もありますが、やっぱりギャグ漫画なので、「ムチムチブルマー」を略して「ムルマー」と言ったり(笑)。
ゴ まったく必要がないよね(笑)。
編 「こんな蒸れ蒸れなブルマー」「略して蒸れマー!!」とか。いちいちブルマーに愛称をつけて呼んでいる。
ゴ 僕が心島さんで一番好きなのは、この独り善がりぶり(笑)。ヲタぶりというかね、そこらへんをきちんとストレートに出しちゃってるところが、一般的にはなんとなく隠すというか、オブラートに包むもんじゃん。それをこう、卑屈なほうがカッコイイみたいなさ。
編 そういう姿勢が感じられると。
ゴ うん。男だなみたいな。そしてギャグの後にはエロシーンになっていく。
編 こっちは1年生、ムチムチボディの有華ちゃんですね。彼女はなんとブルマの下に「ミニブルマー」、しかも「白いミニブルマー」を重ね穿きしています。
ゴ ここでヌケるね。「白いミニブルマー」を下に穿いてたというだけで、なんかいい感じするね。
編 もちろん「しっかりオシッコ染みまで付いてる!!」。その横に書き文字で「満点回答キター!!」。
ゴ (笑)。
編 この次の次のカットで声出して笑ってしまったんですけど、「ムレマー同士の夢空間『ブルマルシュルト半径』に!!」(笑)。そして「この辺らしい」って四角く囲ってあるんですね。この自分勝手に作る造語が素晴らしい。
ゴ 独り善がり(笑)。
編 そうして笑っている間にこのグロテスクな......。
ゴ デカチンが剥き出しになって。
編 でも直接ではなく、あくまでブルマ越しにワレメをスリスリと蹂躙していきます。
ゴ 「この燃え滾ってガチンガチンになったブルペニスを!!」。なんだかよく分からない(笑)。
編 何が「ブル」なんだか(笑)。
ゴ でも面白いよね。
編 はい(笑)。先ほどの「しっとりザラザラでオシッコ臭いブルマルシュルト」。それから「ブルマにマラを擦り付ける究極奥義『ブル・マ・ラモード』」(笑)。
ゴ もうホントうんざりだね、ここまでくると(笑)。
編 というふうにグチャグチャやってると、そこでさっきの友美ちゃんがちょっと拗ねちゃいます。「なんだよ みんなも有華とすればいいじゃん!」「あたしみたいな幼児体型つまんねーだろ!?」と。
ゴ でもこっちも実は負けてなかった。
編 こっちもブルマ重ね穿きです。彼女が穿いてるのはなんと、これは部長の発言なんですが、「私が密かに開発した新型ブルマー...」「ブルマリオン!!」です。
ゴ 出たね(笑)。
編 出ました(笑)。この新型ブルマー・ブルマリオン、「膣内まで伸びたブルマー生地によって」「ブルマーの感触そのままに性交が楽しめる新時代のハイブリットブルマー」「コードネームブルマリオン!!」。
ゴ これは新しい(笑)。ブルママニアからしたら本当に凄い発明だよね。
編 ブルマリオンじゃないとこうはいかない。
ゴ 挿入できるからね。
編 しかもブルマの感触そのままにですよ。
ゴ これは凄いと思うよ。僕がブルママニアだったら買う。
編 買いですか。
ゴ 買いだね。
編 そしてブルマリオンを穿いているところに、まずは指でぐちょぐちょ。この辺からはエロ展開です。
ゴ ちゃんと押さえるところは押さえて、イヤラしく。
編 「ブルマリオンのテストパイロットは」「君じゃなくちゃ駄目なんだ!」と随時ギャグテイストを挟み込みながらも、ブルマリオンによるブルマ生地一枚を隔てた性交が行なわれます。
ゴ やっぱりマニアだね。ここで脱がしたりズラして普通にハメても意味ないから。
編 するともう一人の豊満ムチムチ有華ちゃんの白ミニブルマー越しに素股をしていた部員が、たっぷりとザーメンを放出。
ゴ 脱がさずにこすり付けて。
編 放出したザーメンをにゅるにゅるとブルマに塗りつけるんですね。
ゴ ここだけでヌケるね。
編 かと思ったら、ブルマをズラして挿入。ちなみにこの子たち、幼い美少女的な描かれ方をしてるんですが、陰毛描写はありません。なのでブルマ越しのワレメ描写は丁寧に描かれてる印象です。
ゴ これは趣味だろうね。
編 そしてここでまたカラミがあるんですが、「さぁ みんなも行こう!」「ブルマーの向こう側へ!!」(笑)。
ゴ (笑)。そそり勃ってるね。
編 エロシーンの合間合間にこういうセリフがねじ込まれてくるんですね。やっぱりギャグなんだなと。
ゴ 端々からチンポが出てきてハメまくられて「ブルマフェラ」もさせられてる。
編 そして見開きで二人に中出し。ドカンドカンと。
ゴ サービスカットだね。
編 「ビュッ ビュルッ ビュッ ビュルッ」。次のページはラストの1ページで、明くる日のブルマ部、彼らの終わらない日常が描かれます。「ブルマーは本日も平和である」というふうにしてこの「激録! ブルマリオン」という話は終了。
ゴ 部活に参加した感じがするね。ブルマ部にだったら入ってもいいかなって気がする。
編 ゴールドマンさんのブルマインドはそれほどでもなかったはずですよね。
ゴ ほぼなかったけど、やっぱり部長の情熱に突き動かされて、新入生だったら入ってもいいかなと思うよね。
編 僕も読む前は、なんとも思ってなかったんですけど、ギャグ漫画テイストで、部員たちの熱いブルマ愛が延々と描かれますよね。ギャグだからこそなのかもしれませんが、彼らがガチだっていうのが伝わってくるんですよね。中途半端じゃなく本当にブルマが好きなんだぞっていう想いが強く伝わってきて、こうやって伝えられると、ブルマっていいものなんじゃないかなっていうふうに......。
ゴ そうなんだよ。やっぱり引き込まれる要素が強いよね。
編 引き込まれるくらい魅力的なようにカラミも含めて描かれていましたよね。ギャグテイストながら、非常に感銘を受けました。
ゴ 最後はブルマに精液がかけられたカットだけど、これだけで本来ヌケるんじゃないかな、あるレベルになれば。
編 私はあんまり詳しくないんですが、恐らくこのブルマの描写も、丹念に股間の部分の切り替えしや、腰のゴムギャザーが三段だからとあるメーカーの何々だって、一発で分かるような描写がなされてるんでしょうね。
ゴ その筋の人からしたらね。
■妄想系地味メガネ女子小池さんのイヤラしい日常
編 そして、もう一作選んでいただいてます。「コンティニュイティ」という作品。
ゴ こっちは静かで、淡々とした内容。
編 さっきのブルマリオンとは一転して、ギャグ要素がほんとんどなし。物語の詳細を見ていきましょう。小池さんという黒髪メガネ女子、いわゆる地味巨乳ですね。
ゴ それもジャージね。
編 その小池さんが、脅されてるわけでもないんだけど、同級生とちょっとエッチなカラミをしているところから始まります。ジャージを脱いだらブルマ姿、部室だかどっかの部屋の中でフェラチオをして、彼女自身も感じているのか、絶頂まで高まりつい失禁してしまいます。「じょおおお」。
ゴ 「ビタビタビタ」
編 という描写があって、なぜ彼女がこうなってしまったのかという、過去に少し戻った展開がなされるわけです。すると彼女の漫画ノートが同級生に見られてしまった。
ゴ これは漫研だね。
編 腐女子たちが多いこの部室の中で「漫画を描くでもなく萌え萌え五月蝿いだけの腐れ女子が多いここの部で」「唯一ちゃんと漫画描いてておまけに美人...」「そんな小池さんがこんなガチロリの漫画を描いてたなんてねぇ」。同級生からは「美人でもエロイ事とか考えちゃうんだ」と責められるように言われちゃうんですが、すると小池さんは凄いことを言いだします。
ゴ 頬を赤らめながらね。「...その漫画の内容...」「私の実体験なの...」。
編 ええーっですよね。ここで小池さんが今まで体験してきたことが描かれるんですが、「近所でちょっと有名な変質者のオジサンがいてね」「私はずっと目をつけられてて...」。性器を弄られたり指入れられたり舐められたり、挙句の果てには手コキやフェラチオをさせられ、一カ月が経った時はついに挿入までされてしまう。それからは毎日犯されて、マンコどころか尻穴まで。「卒業する頃には姿を見ないようになったわ」「噂では警察に捕まったって」という、とんでもない過去が、さらっと。
ゴ 2ページでね。
編 そんなことがあったらさぞトラウマになってるんじゃないかと思いきや、小池さんの告白は続きます。「恥ずかしいけど その時の事 忘れられなくて...」思い出してはオナニーばかりしてる。そこで「おねがい...」「オナニーの見せっこしない?」「田中君と佐藤君のオナニー見せて?」というですね。
ゴ 都合のいい展開だね。
編 そんな流れから、同級生たちと欲求不満な地味巨乳の小池さんがカラミだすというエロ漫画的展開です。
ゴ これはやっぱり小池さんがね、トラウマもあるんだろうけど、こじらせてる感が凄い出てるよね。
編 なるほど。
ゴ 「私 まだマンコに毛が生えてなくて 子供みたいでつまらないとは思うけど...」って言って、無毛マンコをブルマをズラして見せるんだけどさ。
編 ちょっと卑屈な感じがしますね。
ゴ そうなんだよ。この卑屈さにキュンとさせられるね。
編 心島さんのキャラデザ的に、地味幼女というか、地味メガネ女子でしょうか。このキャラでこのセリフだとグッと来ます。
ゴ だいたい顔が可愛いから。やっぱりブサイクだとムッと......(笑)。
編 (笑)。小池さん、そんな大胆なことをするので凄く昂奮していて、「やだ...凄いオチンチン勃起してる...♥」「右にも左にもオチンチン♥」「これこれ♥ 男の人の匂い」「大好き♥」という痴女的なセリフなんですが、そのどれもが心島さんの描く少女の口から出ると、羞恥にまみれて言っているような、情緒があるように感じますね。目線を外して、口元に手があって、頬を赤らめて。
ゴ イマドキ感というよりは、古風な日本女性の奥ゆかしさという感じかな。「そんなに激しく擦って...」「先っちょから汁がでちゃってる♥」。
編 「パクッてしていい?」「お口でパクッとしちゃっていい?」と言ってフェラチオです。フェラチオをしてると何故かオシッコ漏らしちゃう。「オシッコ漏らしてるからいっちゃったんじゃね?」
ゴ 男もまた卑屈な感じがするよね。そこもまたなんか嫌な感じがする。
編 男子がピュアじゃない。
ゴ そうそう。キモさがかっこいいよね。
編 「小池さんのマンコも触っていいよね?」と調子に乗った男子が言いますが、小池さんはオシッコ洩らしながらも奥ゆかしいので「駄目...オシッコしたから汚い...」。
ゴ 奥ゆかしいね。
編 「田中だけパクはずりぃーよ 小池さん俺のもン♥」。するとまた「え? いいの?」「佐藤君のも舐めていいの?」と返すんですね。
ゴ 謙虚だけれども凄いエッチ。大事だね。
編 ここでこの後「入れてもいい?」ということでセックスですが、ここでも小池さんは「え? こんなオマンコでもオチンチン入れてくれるの?」(笑)。
ゴ これは泣かせるね(笑)。
編 「毛生えてないし きっと気持ちもよくないよ?」という、本当にこじらせ女子みたいなことを言うんですね。
ゴ これは日本の伝統文化のあれだよ。何かものを出す時に「つまらない物ですが」って(笑)。
編 (笑)。
ゴ なかなかイマドキないよね。
編 そして入れられると「おちんちん! 生おちんちんン♥」「凄く感じるぅ~♥」と言って、初めて小池さんの笑顔が見れます。
ゴ そう。このカットだけ凄い嬉しそうなんだよ(笑)。ホントにエッチなんだなぁ。そして「ありがとう田中君」「私のマンコなんかに入れてくれて」
編 「本当にありがとう♥」
ゴ おかしいんだけど(笑)、こう言われたら嬉しいよね。
編 そうですね。
ゴ そして「初潮まだだからそのまま出して♥」と自分から。
編 初潮まだですからね。「あああああ♥」と口と膣内両方に出されまして......。
ゴ 「小池さんのマンコ狭すぎて 精液全部流れ出しちゃうね」って、チンコを抜くと全部精液が出ちゃう。
編 幼女っぽさを表現してますね。
ゴ そしてもう一人。
編 もう一人の男子ともちゃんとセックスしましょうということで、今度はバック。
ゴ なんかAV女優みたいになってきたよね、お尻の突き上げ方とか(笑)。
編 おっしゃる通りで「ああ... エロいよ小池さん...」「お尻の穴まで丸見えだよ...」というセリフがあります。まさにAV女優的なエロい格好をしてくれてる。
ゴ そしてお口もオマンコもズボズボズボ。
編 バックで突いているところへ「小池さんお尻の穴も使っていい?」「変態オジサンには使わせたんだろ?」と、ちゃんと彼女の独白を覚えてる。お尻に入っても特に嫌がる様子はないですね。
ゴ 自然な感じで二本挿し。「じゃあマンコは俺ね♥」。二本挿しで「あーーっ♥」「ドクンッ ドクンッ」とW発射。
編 非常に話の早い展開です。
ゴ 膣内のチンコだけが「びゅる びびゅぅ」。
編 最後のページで「この日以降 2人は毎日私の体を求めてくるようになった」という、小池さんのモノローグが非常に淡々としています。こうして小池さんのイヤラしい日常は何事もなかったかのように続いていくと。
ゴ そうだね。
編 「一日何度も何回もセックスした」「私の体で色々なプレイも楽しんだ」「おかげで私の漫画ノートは増えていく」「いつかみんなに読んで欲しい」という、あくまでも淡々とした雰囲気で終わります。
ゴ こじらせ女子として、漫画のネタのために頑張っちゃってるのかなっていう気もするけど(笑)。
■オナニーにはオナニー用のファンタジーを
編 心島咲さんのギャグ作品とそうでないものを見てきたわけですが、この作家さんの魅力を改めて考えると......。
ゴ 閉じた人格というか、オタク。ブルマ部の部長さんしかり、エロ漫画女子の小池さんも、自分の中のエロ妄想を具現化してるということなんだよね。恋愛要素はぜんぜんないじゃん。
編 そうなんですよ。人間関係すらも描かれない。単純にただの役割で、同じ部活の先輩とか部長だったり、ただの同級生とか部活の友達だったりして、人と人との交流というか、役割だけの人間関係という印象を持ちました。
ゴ そうだよね。
編 このドライな関係というのはマサキさんの作品でも同様なんでしょうか。
ゴ 基本的にウンチだからね。ウンチがいっぱい出てきて、塗ったりしてる。パーツとしての盛り上がり方が一番描かれているから、人格的なつながりとかコミュニケーションは逆にないほうがね......。
編 邪魔になっちゃうんですか。
ゴ そう。
編 今回もブルマへのこだわりですから、その辺を切り捨てたからこそ......たとえば小池さんであれば学校のひと部屋で同級生と卑猥なことを延々と行なっている、エロいんだけどちょっと卑屈な女の子のイヤラしさみたいなものが伝わってくると。
ゴ そうだね。無感情で、いろんな淀みがない感じ。逆にピュアなんだろうね。ピュアエロ。
編 なるほど。ブルマ部の部長もそういう意味ではピュアですよね。ピュアなブルマ愛。
ゴ 一緒に遊園地行こうとか、そういうこと言わないから。
編 手練手管というか、罠とか策みたいなものはないですもんね。
ゴ そうなんだよ。本来ズリネタはピュアでないといけないと思うんだよね。まあイマドキだとそこにいろんな要素、恋愛とか、弟とか妹とか、母子とか、関係性で云々というのが多いじゃない。邪道だなと。まあ自分もそういうので興奮したりするけど(笑)。やっぱりブルマならブルマだけでヌケるんじゃないの?っていうさ。そういうことも訴えてくれてるんじゃないかと思うんだよね。
編 感情の伴うような関係性をあえて切り捨てることで、純粋にブルマの魅力を追及していくと。
ゴ そう、非常に美しい。ウンコが美しいかどうかは難しい判断だけど(笑)、いろんなものをまぜこぜにするよりは、そういうやり方が潔いし、高みに到達できるのではないかとは思うよね。
編 なるほど。非常に偏執的なこだわりがあるこそ、それ以外の部分をわざと切り捨てているのかもしれないですね。
ゴ もともとズリネタだからオナニーのためのもので、オナニーしてる人も、愛とかセックスとか結婚を求めてるわけじゃないじゃない。
編 オナニーですからね。
ゴ そう。所詮そこは偏った妄想でしかないわけだから。現実で得られないものを求めてるわけで、それこそパンチラとかハイヒールとか、ネイルとか細かいところでヌケる人はヌケちゃうわけだからさ。全体感を気にして表現するよりは、重箱の隅をつつくような、そういう表現であるべきじゃないかなとは思うよね。
編 そういう何かにこだわった作風であってもOKだぞと。むしろゴールドマンさんはそっちを押していきたいぞと。
ゴ そうだね。本来、一生懸命オナニーして、一生懸命ズリネタを探してという作業はもの凄く卑屈で、卑屈なキャラクターであるがゆえにそういう行動になっていくわけだから。対象としても卑屈なものを作っていかないといけないと思う。AVでも、チンコの立派な人と体のいい女が一生懸命セックスしましたと。いい女とイケメンマッチョがいろんな体位でセックスしましたと。そういうのを観て、彼女なんか年の数だけいなくて、永遠に恋愛できないような人が一生懸命オナニーするなんて、余計歪みが生じていくだけでしょ。
編 (笑)。
ゴ もっとちゃんとあなたの身の丈に合った卑屈なものをチョイスしていかないと、人格的に歪みが生じていくんじゃないかと。ちゃんとしたセックスとか愛情表現とかでオナニーしちゃだめだぞと。
編 そういうのはセックスのために置いておけと。
ゴ そうそう。それこそ少子化とかいろんな問題があるけど、オナニーの世界に全ての要素を求めてしまうと、そこで終わってしまうから。オナニーはオナニー向けに卑屈な、偏ったものでやっといて、現実世界ではちゃんといい人と恋愛して、結婚して子供を作ってみたいに、分けていったほうがいいんじゃないかな。
編 なるほど。オナニーにはオナニー用のファンタジーを。その辺をきっちり使い分けたほうがいいということですね。
ゴ うん。そこら辺ブルマ部の部長さんは、ちゃんと分かってらっしゃって、ブルマ部の時間はブルマだけ。でも家に帰ったら家族もいるわけだから。
編 (笑)。というわけで、まさにそういった「性的偏執描写に凝り固まった異能」でしたね。
ゴ そうだね、異能という言葉がぴったり。
編 ブルマに惹かれていなくても、部長のブルマ熱には納得させられる、非常に素晴らしい作品でした。
ゴ 「豊潤スメルの夏ギフト」ということで。
編 というわけで今回お届けしたのは心島咲先生の『恥染偏執』でした。
ゴ オススメです。
(続く)
『恥染偏執』(三和出版)
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