Goldman presents The Rock'n Roll Ero-Manga
鬼才AV監督・ゴールドマンがお勧めのエロ漫画を熱く語る!
淫語インストラクターにして官能小説家、そしてベテランAV監督であるゴールドマン氏が「ズリネタ」として唯一活用しているモノ、それは「エロ漫画」だった! プロのエロ事師は何故、「エロ漫画」でなければヌケないのか、「エロ漫画」にしかない魅力とは、一体何なのか。ゴールドマン氏が実際にズリネタとして使用している大好物な作品たちについて、編集部がインタビューを敢行。好評につき続投中です!!ゴールドマン(以下「ゴ」) TYPE.90先生の『獣愛貫通』という作品。最新刊です。
編 作家さんの名前がアルファベットと数字でモダンな印象ですね。出版社はティーアイネットさん。MUJIN COMICSなんですが、TYPE.90先生が連載されているのは「COMIC MILF」。ティーアイネットさんからこの作品を含めて4冊の単行本を出されています。
ゴ 大ベテラン、巨匠の方で、自分も何冊かは買って読ませてもらってるんだけど、かなり完成された世界観で独自のテイスト。長編が多いから紹介しづらかったんだけど、今回はどうしてもね......。特殊な1冊を描いてる方です。
編 帯には「本能剥き出し獣姦交尾 馬・豚・犬...etc」と、つまり獣姦モノなんですね。
ゴ 昔はAVでもちょっとあったよね。
編 今はあんまり聞かないですね。
ゴ そうだね、ほぼないんじゃないかな。
編 やっぱり動物愛護団体とか......。
ゴ そういうのもあるだろうし、やっぱり現実的に上手くいかないからね。
編 獣姦自体が。
ゴ 作業的に。
編 漫画の世界ではなく、アダルトビデオのような3次元の世界でも、獣姦は本当にファンタジーになっているということですね。
ゴ ほぼ絶滅じゃないかな。もともと無理があるわけだから。でも僕が20代の頃に初めてVHSのビデオデッキを買った時、最初期に借りて観たのは獣姦モノ。
編 (笑)。
ゴ やっぱりカルトムービー的なものが凄く観たくってね。
編 普通は観られないですもんね。
ゴ そう。どんなものなのか、エッチとかそういうことではなくて、豚と人間の女性が交尾するものとか、あとポニーと交尾するやつとか。モザイクも濃くてヤッてるんだかヤッてないんだか分からない、怪しかったんだけどね。でも存在としてはかなりインパクトがあった。
編 ゴールドマンさんご自身は、獣姦プレイに昔から馴染みがあると。
ゴ 馴染みはないけどさ(笑)。ただ、まだ若い頃、アダルトな世界とかエロスの世界というのは、やっぱり足を踏み入れちゃいけない、怖いところがあった。そういう意味で獣姦は怖い感じがするじゃない。それこそSMもね。SMってどういうものなのか一生懸命に観て、そういう仕事をするようになったけど(笑)。やっぱり怖いもの見たさが最初にあった気がするね。
編 アダルトなものに対して、怖いもの見たさがあった。
ゴ そう。小学校くらいの頃、昔は大人のオモチャ屋さんが街道沿いにあって。
編 ありましたね。
ゴ 道端に掘っ建て小屋みたいな黒い建物があって、「大人のオモチャ」って書いてある。これなんだろうって、ちょっと怖くなったじゃない。
編 キャッチーでもありますよね、「大人のオモチャ」って。
ゴ そして黒いイメージ。だから怖いし、入っちゃいけない雰囲気だし、おどろおどろしい。
編 今の若い人たちは、そういう思いをしなくとも何でもamazonで買えてしまいますけどね。
ゴ そうそう。アダルトグッズとか言ってオシャレ気取ってるじゃない。でも昔はお化け屋敷みたいな感じだったんだよね、大人のそういう世界は。その名残でいまだにマニアックなものが好きなんだよね。
編 というのは3次元のお話なんですが、そんな欲望をエロ漫画のような2次元の世界に落とし込んだ時はいかがなんでしょうか。例えば3次元では決してできないようなことが、2次元では展開されるわけじゃないですか。
ゴ そうだね。今はもっとファンタジックな、触手も普通だしモンスター系が流行ってたりもするけど、今日持ってきた1冊はもっと原始的というか、普通に馬とか豚とか犬でオーソドックスだから、逆に新しい感じがするね。
編 確かに。そうやって考えれば、最近はオークが出てくるマンガとかありますもんね。
ゴ やっぱりファンタジックにすればするほど漫画的で、そういう意味では当たり前なニュアンスになってしまうから、敢えて豚とか、それもちょっと醜い感じの要素があるとドキッとさせられるね。
編 ゴールドマンさんのエロ漫画遍歴の中に獣姦モノは......?
ゴ なかったんだよね。ありそうでないんだよ。1冊丸ごと獣姦モノは観たことがない。だからこれはちょっとびっくりしたというか。もちろんアダルトコーナーではあるんだけど本屋で平積みされていて。これ平積みでいいの?って(笑)。
編 寛容な社会ですね(笑)。
ゴ TYPE.90先生は独特な作風な上に力量のある作家さん。エロ漫画家というよりも映画監督というか、徹頭徹尾ひとつのワールドを描いて下さる方。だからこういう獣姦モノって他の人には描けないだろうね。これだけエキセントリックなテーマなのにちゃんとエロく抜けるように描いて下さっている点は凄い完成度で、日本のポルノ史上でも金字塔的な作品なんじゃないかな。
編 では早速、そんな『獣愛貫通』の内容を見ていきたいと思います。
■獣と人間の触れあいはハード&バイオレンス!
編 今回取り上げるのは単行本の最初に収録されている「西ノ宮センパイノ闇トレ」。馬に乗って障害物を飛んでいるシーンから始まります。これは乗馬ですね。
ゴ 乗馬女子っていいね。お金持ちって感じがして。
編 乗馬女子と言えばお嬢様。確かにそんな高飛車なイメージのある女子が馬に乗って、後輩たちからキャッキャ言われています。
ゴ 憧れの先輩だね。
編 オリンピック候補にも選ばれているようです。そんな彼女が愛馬の蹄をちょっとバーに当ててしまいますね。それで「大丈夫か 西ノ宮ッ」と心配されるんですけど、この時に「ミシッ」「は...へう...」と。
ゴ 何かを予感させる描写が挟まってる。
編 こういうのがさすがですね。そして練習が終わったら、後輩たちが「これから合コン」とか言っているなか、ひとり厩舎の中へ入っていく先輩を見た後輩のマキちゃんが、後を追って厩舎へこっそり忍び込みます。
ゴ 何かありそうだね。
編 「みんなが帰った後に こっそりやる位だから」「きっと特別なトレーニングに違いないわ」と、西ノ宮先輩の強さの秘密を探ろうとするマキちゃん。そしてマキちゃんが見たものとは......。
ゴ ジャーン。
編 いきなり縦ブチ抜きのカットが衝撃的です。
ゴ どうしちゃったんだろう。
編 西ノ宮先輩がボンデージ衣装に身を包んでいるんですが、変わった衣装ですね。
ゴ そうだね。ナマ乳が丸出し。
編 さらに首から顔にかけてハーネスのように衣装の一部が伸びています。
ゴ 家畜的なイメージだね。
編 脚はエナメル製のニーハイのようで......。
ゴ 股間は丸出し。
編 そんな異様な恰好で愛馬と向き合っている姿をマキちゃんは見てしまい、「や やっぱり私達 凡人とは違うのね」「しっかり見て技術を吸収しないと」なんて思いながらじっと観察していると、西ノ宮先輩はそれに気づかず馬に話しかけだします。「ごめんなさいね」「今日の練習でミスしてしまって」「痛くなかった?」「さあ~ 今日も...」「頑張った私に」「ご褒美...」と言ったところで馬がプイッとそっぽを向いてしまいます。うろたえた先輩がおろおろしていると、ドンッと馬に押されて。
ゴ 倒されちゃう。
編 「も... もしかして...」「今日... ミスしたのを怒っているの?」
ゴ 恋人同士みたいな会話だね。
編 そこで「ごめんなさいっ」「もうあんなミスはしないから」「どうか許して」「あなたに見捨てられたら 私...」「この体の疼きを抑える事が出来なくなっちゃう」「自分じゃどうにもならないのよ」と、女性器から液体を垂れ流しながら。
ゴ ただ漏れ状態だね。
編 下から覗き見るようなこのカットがまた強烈です。すると愛馬のアスコットが、西ノ宮さんに向けて自分の肛門をズンッと彼女の目の前に晒します。
ゴ (笑)。
編 西ノ宮先輩は言います。「こ ここを私に...舐めろ...と?」「こ ここを舐めたら」「許してれる...」「のね...」と。この馬の目だけのカットが怖いですね。
ゴ 目が語ってるね。
編 そこでドキドキしながら「これ位で許してくれるなら...」「お安い御用...」「です」と言って馬の肛門を「ぐみゃあぁ...」と手で広げて舐め始めます。
ゴ これは凄いよね。ちょっとびっくり。いきなり馬の肛門を舐めさせられるっていう考え方はなかったね、人生で。
編 馬ですから、もちろん言葉は話しません。その中で意思の疎通がとれているふうを描写しつつ、馬の目だけというカットが凄い説得力になっていますよね。そして舐め始めると「ふおぶっ♥」「はむっ」「んぶっ」「んほっ」「ぢゅぢゅ~」。人間の肛門を舐めてる絵だとこういう表現にならないですよね。
ゴ やっぱり大きいからね、馬の肛門自体が。
編 本当に飲み込まれてしまいそうな凄い大きさです。馬の姿を透かした透明カットが次にあるんですが......。
ゴ 「あぶっ」「はぐっ」「んぶっ」と、凄い。
編 さらに「ああ~ うんこの味がする...」「おいしい~~♥」って(笑)。
ゴ そして断面図だね。
編 先輩の舌が馬の肛門の中を「ギュロロロォ~...」と暴れまわっているカットがあります。その後で「ヒブルッ」という、人間ではあり得ない擬音と共に馬の目がカッと見開かれて、「ビュッヒヒィィィッ」という嘶きと共に馬がお尻を先輩に押し付けて、壁とお尻の間で頭を挟むという。
ゴ 「ぶぎょんっ」。
編 「グリグリグリグリ」「ぐ・ぐひひぃ」」と、馬の興奮する様子と先輩の苦しそうな様子が克明に描かれています。
ゴ 馬も感じてくれたんだね。
編 「ぶじゅぐじゅぐしゅ」「はひぃ」「でひぃ」「や・やべでぇぇぇー...」という死にそうな先輩の顔。
ゴ 顔がいいね。
編 次の下からのカットもヤバいです。
ゴ 「ぶぎょ」「んぎゅっ」「ぎょひっ」「ぎゅぐぐっ」
編 その間も馬は「ギュムッ ギュムッ ギュムッ」。
ゴ お互いに愛液を滴らせて。この下からのカットはいいね。普通のエロ漫画家さんではちょっとあり得ない、非情にダイナミック。
編 そして西ノ宮先輩は意識を失ってしまったような、呼吸困難に陥って失禁。「ジョポポポ...」とお漏らしをしてしまいます。そしてこの苦しみから解放されるわけです。このだらしない姿勢のカットがいいですね。
ゴ 完全にエクスタシーだね。
編 最初のカットのようなお嬢様感は失われています。そして「こ... これで」「ゆ 許してもらえる... かしら...」「な なんならもっとやっても...」というところで「ミュキィー...」といって馬のペニスが登場です。やはり馬だけに長いですね。
ゴ 馬なみっていうくらいだからね。
編 すると西ノ宮先輩は「ありがとうございますっ」「ありがとうーっ♥」「はあ~ こ これよれぇ♥」「これを待ってたのよおーっ」とジャンキー状態になります。
ゴ 完全な巨根中毒。
編 「はああ~♥」「今日もとっても凛々しいわぁ♥」とハートマークつきのセリフを吐いて自分の股間に手を突っ込みながら「この太くて固いのが今から私の中に...」「今日もいっぱい突きまくって出しまくってくれるのね」「ああ~ 想像しただけで」「いっちゃいそっ♥」と、自分の胸を使ってパイズリ&フェラという、人間のペニスではあり得ないような奉仕をしています。
ゴ 嬉しそう。
編 ただし全部は口に入りません。
ゴ なんとか先っちょを咥えて。
編 「ま まだ入れる前なのに...」「こ このケモノ臭い匂いだけで...」「ほ ほんとにいっちゃう...わ」「も もう我慢できないの」「い いくね いきます」という、彼女の馬に対する言葉なんですが、時折敬語が混じったり、タメ口に戻ったりという感じが、彼女の馬に対する気持ちが表われているようでリアルだと感じました。
ゴ 心が揺れ動いている。
編 というところでクリトリスを自分でつまみ上げて「ギュムゥゥーーッ」「いっくうぅ~ー...!」。
ゴ 「ブシャー...」
編 ということで、馬なみペニスに奉仕してたらイッてしまいました。
ゴ まだハメてないのに勝手にイッちゃってるね。
編 すると馬が「ブフッ ブルルッ」と怒っています。これを受けた西ノ宮先輩が「あっ ご ごめんなさいっ」「私ばかりいい思いしちゃって」「さあ 入れて」「いっきに奥の方まで♥」と言って、ついに挿入です。
ゴ いよいよ。
編 挿入した後がまた凄い。
ゴ やっぱり馬だからね。
編 普通のエロ漫画では見たことのないような擬音のオンパレードです。
ゴ 「ボヂュッ ボヂュッ ボヂュッ ボヂュッ ボヂュッ」
編 馬のペニスが女性器をほじくる音ですね。女性自身も「ぎひいいっ」「んひっ」「んぎぎぃっ」「ひんぎぃーっ」「ぎ ぎだぁ~~っ♥」「いっぱいぎだぁーー」と、全てに濁音がついてるかのよう。
ゴ 獣姦ならではだね。
編 そしてこの獣のペニスが入っていると、お腹にまで「ごもっ」と外側からでも分かる盛り上がりが。
ゴ サイズ的には当然だね。
編 サイズが違いますからね。「す 凄すぎて...子宮ぎかりか...」「頭の中まで入ってくるみたい~」さらに馬が四つん這いで女を組み伏せて下半身だけが「ドヂュッ ドヂュッ」と動いているこの感じ。これも普通のエロ漫画では見られませんよね。
ゴ そうだね。マシンのような。
編 そして「ま またいっちゃう...」「だ だめっ」「こ 今度は彼にいってもらうんだから」「そ それまで...は それまではあ...」と必死にこらえます。そこで「ゴリュッ ゴリュッ」と体の中をえぐっているような擬音もありつつ、とうとう「いっぱい出してぇー」「グビョッ グビョッ グビョッ」となったところで、覗いている後輩のマキちゃんが挟み込まれます。
ゴ 普通の女の子の気持ちで自分のオッパイとオマンコをいじくり回しながら。
編 「私もあんな風にしたら...」「西ノ宮先輩みたいになれるのね...」「馬を動物としてではなく...」「同じ人間として一つに繋がれば」「この私だって...」という、この子のシーンがありそうな伏線描写の間に馬は本気MAXです。「ゴズンッ ゴズンッ」という......。
ゴ これは凄いね。普通は破壊されるよ。
編 「は 激しくなってきたぁーーっ こ これは もしやあぁ」「い いぐの...!?」と。
ゴ ヨダレと涙でグッチャグチャ。
編 「じ...じゃー私もいっていいのね」「し 子宮が破れる位」「ケモノ臭い子種をー」「い いっぱい下さいっ」「ぐだざいっ」「ぐだざいっ」「ぐたぁ...」「ぐだ...ぐだ...」「だぁ...」「だっ」「だぁ...」という凄いことになってます。そしてそこに大量の......。
ゴ 凄いねぇ。お腹がパンパンに、臨月のように膨れるほど射精されて。
編 そして竹のように節があるペニスが抜かれた途端に、その大量の精液があふれ出します。「き 今日もいっぱい」「だ 出してくれたのね...」「う 嬉しい...」。
ゴ ちゃんと優しくキスしてくれるね。馬なのに。
編 はい。すると「やっと...」「先輩帰ったわね」ということで、後輩のマキちゃんが全裸でこの馬に近づいていきます。「さあ...」「これからは私とトレーニングしましょ♥」「先輩より早く上達したいから...」「先輩よりハードに...」「頼むわねっ♥」と言ったところでこの馬の「ブヒィィッ」という......。
ゴ 悪そうな(笑)。
編 はたしてどうなるのかとおもいきや、次はもう朝チュンです。「早朝のエサ当番ってだっる~」と言いながら部員たちが厩舎に入って来ると、なんとマキちゃんが今尚カラミ中です。
ゴ ハメまくられて。
編 「な 何やってんのよあんたっ」「はぁ♡ はぁ♡」「ぎゅるるる~~」「こ これで...」「セ センパイより上手く... なれるわ」「センパイ...より...」「へへへ...♡」という。
ゴ 涙、涙。
編 恍惚としております。なんとも言えない、これはバッドエンドでしょうか。
ゴ マキちゃんにとってはハッピーエンドなのかもしれないね。
編 という、本当に激しいハードバイオレンス獣姦漫画でした。
ゴ 密度のある漫画だよね。
■タブーとは何かを改めて考える
編 凄いものを見てしまったというか、触手だとかモンスターだとか人外っぽいもののバイオレンスは世の中にいろいろあるじゃないですか。こういう身近な、と言っていいか分からないですけど......。
ゴ 馬に接することは普通はあんまりないから(笑)。
編 それでも馬というと、人間より遥かに大きい生き物だという実感はあって、その馬による非常に力強いセックスが。
ゴ 間違いなく子宮が破壊されるよね。
編 言葉によるコミュニケーションが出来ない相手に一方的に犯されるわけではない、あくまで人間主導でなければ行えない獣姦のリアルさも、雰囲気がしっかり描かれてましたよね。
ゴ そうだね。やっぱり愛のようなものが根本にあって。それがないともっと痛々しい感じで嫌な気分が倍増したと思うんだけど、あくまでも恋人チックな獣姦で、まだ抑えられてる。それでも具合悪くなるね。
編 なんなんでしょうね。ちょっと気持ちがひいてしまうこの感じ。
ゴ やっぱりやっちゃいけないもの、観てはいけないものだということなんじゃないの。
編 そういうものって我々の業界では、特にゴールドマンさんのようにありとあらゆるエロ漫画を読んできた人からすると、今までにも嫌ってほどご覧になってきたわけじゃないですか。
ゴ そうだね。
編 少女がレイプされるものから、散々ヤッた挙句に殺してしまったり、人体改造したり、廃人になってしまうようなものまで色々観てきたゴールドマンさんでも、これには観てはいけないものを見た、という背徳感を覚えるわけですよね。
ゴ TYPE.90先生の基本的な表現として、何となくファンタジックだったり、ちょっとチャーミングな括りでキャラ設定がされていたりするんだけど、プレイ自体がハードなんだよね。普通のフェラチオとか挿入よりも、イラマだったり、挿入でもガツンガツンとお腹が裂けるくらい突くとか。音楽で言うとかなりヘビーメタル的な、ハードコアな、ディストーションの利いたノイジーな性表現があって、そこに獣を絡ませているので、かなり痛い感じがするのかなと思うね。そこまでエグり出さないと気が済まないらしい。それは僕の性癖からするとハード過ぎるけど、でもTYPE.90先生のベクトルなのでいいと思う。
編 TYPE.90先生は長編の作品が多いと先ほど聞いたんですが、今回は短編集ですか。
ゴ そうだね。一話完結のものが9話入ってて、今読んだ愛馬の下僕になったお嬢さん、巨大豚をペットにする女子校生、家畜相手に交尾しまくる姉妹、牝犬へと変貌していくシスターとか、いろんなパターンがある。
編 馬に限らず豚だったり犬だったり。
ゴ 次の話は独り暮らしを始めたお嬢様っぽい女の子が、お父様にミニブタをペットとして買ってもらうんだけど、でもこんなにおっきくなっちゃって。
編 (笑)。
ゴ この3匹の豚がヤリまくる。お風呂で洗ってあげたりとソープ嬢みたいなことを豚にしてあげちゃったりして。
編 ヤバいですね。
ゴ 何となく楽しそうな設定の割にはちょっとハードコア。
編 動物も非常に肉感的に描かれてますよね。もっとパロディじみた、擬人化したキャラクターとして描くこともできそうですけど、やっぱり動物の獣臭さ、生々しさが強調されています。
ゴ TYPE.90先生の画力が素晴らしすぎるから、逆にひいちゃうところもあるんだよね。
編 どの動物も獣の範疇に収まっているというか、言葉を話さないのは当然として、人間の気持ちが分かるようで分からないようで分かるような自分勝手さみたいなものがありますよね。
ゴ そうだね。これがもっと漫画的になってしゃべったりすると読み過ごせるところがあると思うんだけど、やはり獣は獣として描かれてるね。だから肛門を押し付けられてるところなんか、かなりバイオレンス。そこがまた女子がマゾヒスティックな悦びを感じてしまうところだったりするんじゃないかな。
編 そうしたシーン一つを取り上げてもこだわりの動物描写で、だからこそ見ちゃいけないものだと感じさせるんでしょうね。
ゴ そうだね。エグさというか、禁断という言葉が良く似合う。昔はやっぱりロリものとか、母子モノとか、不倫も実際そうだろうけど、禁断なわけじゃん。やっちゃいけない。ただそういうものが今の日本のポルノ事情では普通になってしまっている。
編 そうなんですよね。
ゴ この一線を越えるのはムリだろうという、そういうハードルをこの作品は越えてしまっているので、そういう意味では進化したジャパニーズポルノに対する一つのメッセージでもあるのかなと。昭和の時代だったら義理のお母さん、お姉さんでもかなり禁断の色が強かったけど、それが今はほぼないからね、普通になってる。逆にそういうものしかない。寝取られにしろ、姉と弟とか近親相姦なんだけどそんなのばっかりだし、割とイチャラブだったりする。その意味ではタブー意識が麻痺してきてしまって、ハードルが上がって、こういう極端なものじゃないとダメっていう人が増えたのかもしれないね。
編 なるほど。こういう御時世だからこその獣姦だと。
ゴ ど真ん中にもの凄い剛速球を叩き込んできたという感じだね。尚且つこれが書店に平積みにされてたという事実がショッキングなんだけど(笑)。
編 書店さんもおススメしてる(笑)。
ゴ とにかく好き嫌いは別にして、この完成度といい、この時代にこれを描いたというのは歴史的な快挙だと思うので、買っておいたほうがいいね。
編 獣姦にとどまらず、我々にとってタブーとは何かを改めて考えさせられる作品ですね。
ゴ そうだね。やはりオナニーの道に足を踏み入れた人間なら、一度は通ってみないとマズいんじゃない、こういう道は。
編 という訳で、今回ご紹介いただいたのはTYPE.90先生の『獣愛貫通』。ハードバイオレンス獣姦作品でした。
ゴ まあ漫画だからね、楽しんで頂ければいいなと思います。
(続く)
『獣愛貫通』(ティーアイネット)
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17.06.28更新 |
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