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毎週月曜日更新!
小林電人の禁断アブノーマル小説、待望の第三作目がついに登場!!
やんごとなき事情から町内会のスケベ親父たちに「飼われる」ことになった、薄幸の微乳美少女。彼女はどんな体験を噛み締めなければならなかったのか――。羞恥の鉄人・小林電人と気鋭のイラストレーター・浦野つかさが満を持して放つ官能ロリータ・ファンタジー!
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「町内会で飼われる少女」【1】
町会長の北村は猫なで声で愛美に言った。
「もちろん無理にとは言わないよ。ただ、お互いに悪い話じゃないと思うんだよね」
畳の上に正座した愛美はうつむいて、じっと黙っている。
自分に選択肢はないのだ。それは十分にわかっている。北村の申し出を断わることはできない。しかし、それは17歳の少女にとっては、簡単に受け入れることの出来ない話でもあった。白い夏服のセーラー服に包まれた、愛美の薄い肩、そしておさげに編んだ長い黒髪がぶるぶると震えている。
一カ月前、幼い頃に母を亡くし、男手ひとつで自分を育ててくれた父が突然失踪した。父親は愛美に仕事のことは一切話さなかったけれど、伝え聞くところによれば、かなり無理な事業に手を出していたらしい。そして町内の知り合いたちからも多額の借金を重ねていたという。
祖父の代から住んでいるこの古い家も、もちろん借金の抵当に入っている。家を追われてしまったら、身寄りのない愛美には、行くところもなくなってしまう。
そこに救いの手を差し伸べたのが、町内会の男たちだった。父親の幼馴染でもある彼らは、手をつくして愛美の家を守ろうとしてくれた。さらに当面の愛美の生活費や、学費の面倒も見てくれるというのだ。
世間のことなど、何もわからない女子高生である愛美は、その温情にすがるしかなかった。その話を町内会長の北村から受けた時は、心底ありがたいと思った。
そう、その後につけられた条件を聞くまでは......。
「愛美ちゃんも、もうずいぶん旅行なんかしてないんじゃないかな。広志もそれどころじゃなかったみたいだしな」
広志は愛美の父親の名前だ。北村は幼い頃から広志の兄貴分的な存在だった。広志に言わせれば、自分勝手なガキ大将だったということだったが、町内からの信頼は篤く、数年前から父親から譲り受けた町内会長の役職を守っている。
「温泉旅行、楽しいと思うよ。行こうと思っている旅館は、料理が美味しいことでも有名だしねぇ」
「......でも」
北村のつけた条件は、町内会で行く温泉旅行に愛美が同行するというものだった。毎年の恒例となっているこの温泉旅行は、男性のみの参加で、行先では破廉恥な楽しみに耽っているのではないかと婦人たちの噂になっていた。しかも今回行く旅館の温泉は混浴なのだと言う。
そんな男だけの旅行に女性がたった一人で参加するということが、どういう意味なのか、初心な愛美でもさすがにわかる。
そして北村はこう言ったのだ。
「この旅行では、おじさんたちの言うことには黙って従うこと。そして、どんなことをされたのかは、決して誰にも言ってはいけないよ」
男たちの目的は明らかだった。しかし、断わることはできない。町内の人々の援助を失ってしまったら、家も出なくてはならないし、もう学校にも通えないだろう。そして愛美は父親が必ず帰ってくると信じていた。だから、この家を守って、ここで待っていたいのだ。
「嫌なのかい、愛美ちゃん。それは残念だ。うん、本当に残念だねぇ」
北村の表情が険しくなる。愛美は慌てた。
「あ、違うんです、おじさま。あの......」
「何が違うんだい?」
「......」
「ちゃんと言わないと、わからないよ」
愛美は唇を強く噛んだ。
「私にも、おじさまの言っている意味はわかります......」
「ほう、意味とは?」
「あの、その、か、からだを......」
愛美はそう言うと顔を真っ赤にした。奥手な愛美は今まで女友達との間でも、性的な話をあまりしたことがないのだ。
「ふふふ、おじさんたちが、愛美ちゃんを抱くと思っているのかい?」
「......」
愛美はうつむく。頬が燃えるように熱くなっている。そんなことを自分から言ったということが恥ずかしくてならない。
「まぁ、男と女が一緒に泊まったら、そういうことになるかもしれないよねぇ。でも、あくまでも、自由意志だけどねぇ」
そもそも自分たちの命令には従えと言っているのだから自由意志も何もない。抱かせろと男たちに言われたら、愛美はその処女の肉体を投げ出さねばならないのだ。
しかし、北村たちに見放されるわけにもいかない。愛美は決意しなければならないのだ。
その時、愛美の心の中に、一人の男の顔が浮かぶ。テニス部の二年先輩だった相原だ。愛美がテニス部に入部した時にキャプテンだった相原は、女子部員の憧れだった。県大会で入賞するほどのテニスの腕前はもちろん、その清潔感のあるルックスは愛美にとっても眩しかった。愛美が初めて強く意識した異性だった。
とはいっても、気の弱い愛美が相原に告白などできるはずもなかったのだが、ふとしたきっかけで大学生となった彼と再会することが出来た。以前からアルバイトをしていた飲食店に、相原もバイトとして入ってきたのだ。
彼も、ちゃんと愛美のことは覚えていて、何度かシフトで一緒になるうちに、多少なりとも会話を交わせるようになっていたのだ。
もちろん、付き合うどころか、まだ友達以前の関係に過ぎなかったが、少しでも相原と仲良くなりたいというのが、愛美の願いだった。
そして、愛美にはかつて部室で漏れ聞いた彼の言葉が頭に焼き付いていた。
「でも、彼女にするなら、やっぱり処女がいいな。それは譲れないよ」
男子の部員同士の他愛もない会話の中で出てきた言葉だ。その後、他の男子部員からは、「お前は子供だ」などとバカにされていたが、その潔癖さも愛美にとっては魅力に思えた。
処女でなければ、相原の彼女になれない。愛美はそれを胸に刻んでいた。
だから、北村たちの申し出を簡単には受け入れることは出来なかった。
「どうする? おじさんたちと一緒に温泉旅行に行くかい? それとも......」
北村は、やや肥満気味の丸顔に温和な笑みを浮かべて、愛美を見た。その目は全く笑っていない。
「わかりました。私も旅行に連れて行って下さい」
愛美はそう言った後、頭を畳に擦りつけるように土下座した。
「その代わり、ひとつだけお願いがあります」
「お願い? おじさんたちに条件を出すと言うのかい?」
「ごめんなさい。でも、ひとつだけお願いします」
「何だろう。言うだけ言ってご覧なさい」
愛美は頭を下げたまま、一瞬息を飲み、そして口にした。
「私、好きな人がいるんです。だから、しょ、処女だけは守りたいんです」
「え......?」
頭を下げたままなので、北村の表情は見ることは出来ない。しかし、その声が不満気なものであることはわかった。
愛美は続けた。
「でも、それ以外のことだったら、何でもします。だから、それだけは許して下さい」
北村の返事はなかった。重苦しい空気が流れていた。愛美は怖くて顔を上げることが出来ない。北村を怒らせてしまったのだろうか。もう自分はこの家から追い出されてしまうのだろうか。心臓は激しく動き、胸が苦しくなる。
しばらくの沈黙の後、北村はようやく口を開いた。
「それ以外のことなら、何でもするんだね」
愛美は思わず顔を上げて、北村を見た。怒っている表情ではない。
「は、はい」
「処女を奪うこと以外なら、いいっていうことなんだね」
愛美の乏しい性知識でも、女性が男性器を口で愛撫するフェラチオという行為があることは知っている。本当は、それも耐えられないほど不快なことだが、処女を守るためだったら、それくらいは我慢しよう。愛美はそう考えていた。男性が、女性に求めるいやらしい行為といえば、それくらいだろうと愛美は考えていたのだ。
「はい。我慢します。だから、処女だけは守らせて下さい。お願いします」
「処女を守るっていうことは、性器に挿入しない、つまり処女膜を破らないという意味だよね」
「はい......」
あまりに直接的な北村の表現に愛美は再び顔を赤らめる。
「ようし。約束しよう。愛美ちゃんの処女を奪うようなことはしないよ。その代わり、それ以外のことは、言うことを聞いてもらうよ」
「本当ですか?」
自分勝手なそんな条件を聞き入れてもらえるとは、思っていなかった愛美は喜んだ。もちろん北村たちと混浴して裸を見られることには強い抵抗はあるし、フェラチオなどという行為もやりたいわけがないが、背に腹は代えられない。せめて、相原の恋人になれる条件だけは守っておきたいと思ったのだ。
「おじさんたちだって、無理矢理に愛美ちゃんの処女を奪いたいなんて思っていないよ。なにしろ愛美ちゃんが赤ちゃんの頃から知っているんだからねぇ。愛美ちゃんは、町内のおじさんたちみんなの娘みたいなもんだよ」
「ありがとうございます」
実の娘と思っているのなら、こんないやらしい旅行に同行させるなんて考えるはずもないが、とりあえず最悪の危機だけは逃れられたのだ。愛美は胸を撫で下ろした。
「じゃあ、後で問題になると困るから、承諾書を書いてもらおうかな」
私、伊藤愛美はこの旅行の間、処女を奪わないでくれるならば、他にはどんなことをされても構いません。
もし、約束を守らなかった場合は、父・広志の借金を全て一括でお支払いすることを約束します。
注・この場合の処女を奪うとは、性器にペニス、あるいは異物を挿入して処女膜を破くことを指します。
また体に傷をつけることは禁じます。
そう書かれた紙を渡されて、愛美は不安になる。父親の借金を一括で支払うことなど、出来るはずがない。
「大丈夫だよ。万が一ということだからね。愛美ちゃんが約束を守ってくれればいいだけの話だよ。ほら、ちゃんとチンポだけじゃなくて異物を入れるのも禁止って書いたし、体に傷をつけるのも禁止ってのもつけておいたよ。おじさん、ちゃんとそこまで考えてあげてるんだからさ」
しかし、どうしたところで、もう愛美はここにサインをするしかない状況に追い詰められていた。もしこれを拒否すれば、父親の借金を返せと詰め寄られるということなのだ。
愛美は指を震わせながらペンで承諾書に自分の名前を書いた。それを北村は満足気な表情で見ていた。
こうして、愛美は一週間後の町内会の有志による温泉旅行に同行することになった。
(続く)
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